はじめまして、atsushiblogへようこそ!当ブログでは、美容に関する情報を幅広く発信しています。今回は、美容師にとって必要不可欠なヘアカラーに必要な知識についてお話ししていきたいと思います。ぜひ最後までお読みください
記事内容
ヘアカラーに必要な知識 カラー剤知識です。
カラー剤色構成、カラー剤選択方法、調合比率、オキシOX使い分けを記事に書いています。
ヘアカラー剤の色構成を理解して、どのように選択していくのか、調合していくのか、
この記事を読むことで、ヘアカラー剤の特徴が理解できます。
自己紹介
このブログは美容師として20年以上の経験を持つatsushiが運営するもので、主に美容業界において需要が高いヘアカラーに関する情報を提供しています。私の経験や外資系化粧品メーカーでの講習活動に基づいた知識をもとに、ヘアカラー理論やカラー剤の選択・調合、デザインカラーの提案、毛髪理論と薬剤、ヘアケア理論などについて解説しています。また、美容師向けのコンテンツやオンラインコースなども提供しています。私は、自分の経験や学んだことが他の美容師に役立てば幸いだと考えており、私のブログやコースが美容師のサロンワークや技術向上に貢献できることを願っています。
ナチュラル(ニュートラル) ブラウン
色は色相に明度を足すことで同じ色相でも暗い、明るいといった色相ができます。
彩度は色の鮮やかさを表します。
例えばビビッド系の色は純色で明度を足していません。
このように、色彩では、最も鮮やかな色は純色で高彩度となります。
ヘアカラーはアクセントカラーを除き5レベル10レベルといったように、各色 明度が足されています。
ナチュラル系、ニュートラル系、ブラウン系のヘアカラーは色相はなく明度のみのヘアカラーと考えます。
ヘアカラー各色の基準色でベースカラーでもあります。
色彩知識で学んだように黒〜白を無彩色、ベースカラーと学びましたよね、
ナチュラル、ニュートラルは、ヘアカラーのベースカラーです。
ナチュラル、ニュートラルは、黒〜白ではなく、ブラウン〜薄いブラウンとなります。
ヘアカラーでは、ナチュラル、ニュートラルの使用頻度はとても高く必要です。
色相 明度 彩度
ヘアカラーには、ナチュラル、ニュートラル、ブラウンといったヘアカラーがあります。
ナチュラル、ニュートラルの色相、明度、彩度
- 色相:色味はないカラー剤ですが、赤みを抑えるようにマッド系になっています
- 明度:5レベル(低明度)〜12レベル(高明度)
- 彩度:低彩度
ブラウンの色相 明度 彩度
- 色相:色味は無いカラー剤ですが、赤みのあるレッド系になっています
- 明度:5レベル(低明度)〜12レベル(高明度)
- 彩度:低彩度
ナチュラル、ニュートラルは寒色系のベースカラー。
ブラウンは暖色系にベースカラー。
使い方
単品で使う場合、色相を強調したくない場合や、地毛に近い自然なブラウンにしたい場合に使用します。
あなたが使用しているへカラーに、暖色系のベースカラーとして、ブラウンがない場合もあります。
その場合、ニュートラル、ナチュラルを使用して下さい。
ただし、暖色系にしたい場合は、ナチュラル、ニュートラルにレッドを少しミックスして下さい。
比率は、
ナチュラルを3に対して、レッド1 3:1です。
レッドが多いように思いますが、ナチュラル、ニュートラルはマッド系です。少量のレッドでは、ただの補色となり暖色系なりません。
色相のあるカラー剤
カラー剤の各色の色相 明度 彩度です。
明度、彩度はナチュラル系、ブラウンと同じですが、
カラー剤 各色は、色相があります。
ヘアカラー各色には、レッド系 バイオレット系 オレンジ系 イエロー系などのヘアカラーがあります。
各色の色相 明度 彩度
- 色相:各色の色が色相になります
- 明度:5レベル(低明度)〜10レベル(高明度)
- 彩度:低彩度
ヘアカラーは純色ではありませんよね、ベースカラーにより 明度コントロールされていますよね。
色彩で見ると純色が高彩度となるため明度コントロールされている場合は、彩度は落ち低彩度となります。
ヘアカラー剤は高彩度、中彩度、低彩度のようにカラー剤の種類、メーカーによって表現の仕方が異なっています。
目安として、カラー剤が色相を重視している場合は、高彩度カラー、色相よりブラウンを重視している場合は低彩度と位置付けて下さいね。
彩度とは色相の割合で鮮やかさですからね、このことを考えると、カラー剤の彩度の位置付けはイメージできますよね。
カラー剤 色構成
カラー剤の構成
ナチュラル、ニュートラル、ブラウンの色構成
ナチュラル ニュートラルのベースカラーはマッド系ブラウンです。
レベルが上がればベースカラーは薄く、レベル下がればベースカラーは濃くなります。
ブラウンのベースカラーは暖色系ブラウンです。
レベルが上がればベースカラーは薄く、レベル下がればベースカラーは濃くなります。
各色 色相のあるカラー剤の色構成
寒色系のカラー剤はベースカラーと色相
3:1くらいの割合で構成されています。
ベースカラーはマッド系ブラウンです。
暖色系のカラー剤はベースカラーと色相
3:1くらいの割合で構成されています。
ベースカラーは暖色系ブラウンです。ややレッド系です。
高彩度のヘアカラーの色構成
ベースカラーは薄く少ない、色相は純色に近くなります。
配合比率はベースカラーより色相の配合が多い特徴があります。
このカラー剤は、色相を重視したヘアカラーに向いています。
グレイヘアー白髪染めの色構成
ベースカラーは濃く、多い。色相も濃い特徴があります。
白髪は、ユーメラニン、フェオメラニンがありません。
ですので、グレイヘア用のカラー剤はユーメラニンが多く濃くしないと自然な髪色になりません。同時に色相も濃くなっています。
ファッションカラーの染料では薄いので白髪に染まりません。
カラー剤選択方法 バージン毛
ナチュラルやブラウンのカラー剤、色相のあるカラー剤、補色をどのように考えて選択するのか学んでいきます。
ナチュラル、ニュートラル、ブラウンのベースカラー単品で選択した場合
メラニンの脱色とベースカラーの関係を見ていきましょう。
メラニンの脱色はユーメラニンは ほぼ脱色されてフェオメラニンが目立っています。
ベースカラーでヘアカラー処理をした場合、十分にユーメラインを補うことでき、自然なブラウンに仕上がります。
赤みを抑えた自然なブラウンにしたい場合、ナチュラル、ニュートラルを選択します。
赤みのある自然な暖色系にしたい場合は、ブラウンを選択します。
ベースカラーと色相のあるカラーを選択した場合
ベースカラーは髪色のベースを自然なブラウンにします。
自然なブラウンに少し色相を強調させたい場合は、
色相のあるカラーも選択します。
このようにベースカラーと色相のあるカラーを選択することで、自然で色相のあるブラウンにしたい場合、効果的です。
色相のあるカラー剤もベースカラーはありますが、高彩度のカラー剤は色味が強く出ます
色相はあっても、自然なブラウンにしたい場合は、ベースカラーと色相のあるカラー剤を選択した方が良いと思います。
色相のあるカラー単品を選択した場合
色相を強く出したいなど、強調させてい場合効果です。
色相のカラー剤もベースカラーが配合されていますので、
色相だけ強調されることはありません、イメージは、ブラウンベースに色相が強調されるイメージです。
ですが、
彩度の高い、ヘアカラー剤はベースカラーが薄く、色相が濃いので、高彩度設定のヘアカラー剤の場合、色相が、強調されやすい
補色を選択しています
硬毛の場合、メラニンの脱色イメージ
- 7レベルのカラーで、メラニンの色は赤ですの、補色はグリーンとなります
- 8レベルのカラーで、メラニンの色はオレンジですので、補色はブルーとなります
- 10レベルのカラーで、メラニンの色は明るいオレンジですので、補色はブルーとなります
軟毛の場合、メラニンの脱色イメージ
- 7レベルのカラーで、メラニンの色はオレンジですの、補色はブルーとなります
- 8レベルのカラーで、メラニンの色は明るいオレンジですので、補色はブルーとなります
- 10レベルのカラーで、メラニンの色は明るい黄色ですので、補色はバイオレットとなります
このようにメラニンの脱色過程をイメージして、補色を選択していきましよう。
カラー剤選択方法 既染毛
既染毛のカラー剤選択についてみていきましょう。
ナチュラルやブラウンのカラー剤、色相のあるカラー剤、補色をどのように考えて選択するのか学んでいきます。
既染毛はアンダートーンと表現していきます。
アンダートーンに対して、ヘアカラーする場合は、
アンダートーンの明るさにより、色相のカラー剤は、色が入りやすいことを覚えておきましよう。
自然なブラウン系にしたい場合や、少し色相を強調させたブラウンにしたい場合は、ベースカラーを必ず選択しましょう。
これは、ユーメラニンをベースカラーで補うことが重要です。
補色に関しては、アンダートーンの色を見て、おおよその髪色を確認して、アンダートーンに対して、補色を選択します。
また、
トーンダウンする場合、何レベルのカラー剤を選択すれば、良いのかを確認するために、
レベルスケールを使い、アンダートーンの明るさを確認します。
アンダートーン ベースカラーとメラニン
アンダートンが明るいオレンジや黄系の場合は、
ユーメラニンはほぼ無いので、自然なブラウン系にしたい場合は、
ベースカラーを必ず選択します。
色相のあるカラー剤単品でヘアカラーをすると、色相が目立ち、若干不自然になります。
これは、色相のあるカラー剤のベースカラーだけでは、アンダートーンのユーメラニンを補いきれず色相が目立ちます。
高彩度のカラー剤は特に色相が目立ちます。
あえて、色相を強調する場合は、単品で使用します。
サロンワークで多いのは、自然なブラウンで若干色相をつけたい、といったケースが多いと思います。
この場合は、ベースカラー剤と色相のあるカラー剤を選択します。
アンダートーンの明るさをレベルスケールで確認する
アンダートンの明るさを確認することで、トーンダウンする場合のカラー剤レベルを選択できます。
アンダートーンをヘアカラーチャートに付いている、
レベルスケールで確認します。
レベルスケールをアンダートーンに当てて、明るさを確認します。
トーンダウン
アンダートーンの明るさに対してトーンダウンする場合の、トーンダウンするカラー剤のレベルを確認します。
トーンダウン目安
10レベル以上のカラー剤は
1レベルくらい下がる
8レベルのカラー剤は
2レベル下がる
6レベル以下のカラー剤は
3レベル以上下がるとイメージして下さい。
カラー剤はレベルが上がるとベースカラー、色相は薄くなり、レベルが下がるとベースカラー、色相は濃くなります。
トーンダウンをする場合は、カラー剤のレベルをしっかり設定しましょう。
アンダートーンの色を確認する
アンダートーンの色を確認して補色の選択をします。
アンダートーンは、ユーメラニンはぼありません。
フェオメラニンの色が目立っていますので、赤っぽい、オレンジっぽい、黄色っぽいのいずれかになると思います。
- アンダートーンがレッド系 補色グリーン
- オレンジ系は、補色ブルー
- イエロー系は、補色バイオレット
カラー剤 調合比率
ヘアカラー剤の調合比率は基準を基に、比率を変えていきましよう。
複雑に考えることはありません。
使うから剤は、
- ベースカラー剤
- 色相のあるラー剤
- 補色となるカラー剤
これらの基本的な調合比率です。
ベースカラー 色相 補色 の順番に比率は
3:1:10%〜15%
この比率が基準となります。
2:1:10%〜15%
1:1:10%〜15%
と考えましょう。
自然なブラウンベースに少し色相をつけたい。この場合は
ブラウンベースに少し色相をつけたい。この場合は
ブラウンベースに色相を強調したい。この場合は
補色を15%にする場合は
アンダートーン12〜14レベル、ブリーチ毛
などの補色は、15%にします。
これらの毛髪は染料が定着しにくいため15%にすることで、補色効果が期待できます。
オキシOX 6% 3% 1.5%
オキシは過酸化水素水の濃度が高いと1剤のアルカリとの化学反応は大きくなりメラニンの脱色効果が高くなります。
基本的な使い方として、
6%は新生毛やバージン毛のメラニンを効果的に脱色することで明度を上げることができますが、
軟毛の場合や、あまり明度を上げたく無い場合に5% 4.5%を使うケースがあります。
既染毛の場合は、メラニンは脱色されていますので染料をつけるイメージになります。
この場合メラニンを脱色する必要があまり無いので3%などを使用します。
1.5%などは、ダメージ毛や、ブリーチ毛で深く染料を入れたい場合使用使用します。
関連記事です。ヘアカラーに必要な基礎知