本記事のテーマ
【毛髪理論とヘアケア】キューティクルとトリートメントの関係
本記事の内容
- キューティクルのケア。
- シャンプー、キューティクルを摩擦しないように。
- トリートメント、髪をしっかり保湿、保護。
- アウトバストリートメントを使いましょう。
- ドライヤーでしっかり髪を乾かす。
読者さんへメッセージ
ヘアカラーや、パーマで毛髪がパサつくことはあります。
ヘアケアを少し変えるだけでパサつきを抑えることはできます。
ヘアカラーなどはアルカリです。アルカリは毛髪の脂質などを溶かしてしまう傾向があります。
キューティクルや毛髪内部には脂質があります。
この脂質は毛髪に質感、艶感を与えます。
脂質が失われると毛髪はパサつく傾向にあります。
髪の艶がなくなるのは、
キューティクルが損傷していて光が乱反射するので艶がないように見えたり、
髪内部の水分不足で艶がなくなったりもします。
毛髪がパサつかないように、
キューティクルや毛髪内部をケアすればある程度パサつきは抑えられます。
毛髪理論 キューティクル
毛髪のパサつきの要因は、外的要因(紫外線な、カラーなどのアルカリ)内的要因(繰り返し行うパーマ、カラーのダメージ)この2つが主な要因です。
キューティクルは毛髪内部を、外的要因から髪を守るバリアゾーンで、毛髪内部の水分や栄養素の流失を防ぐ働きがあります。
髪はキューティクル含め主にケラチンタンパクでできています。
爪と同じですね。
髪内部はコルテックスと言われ、水分、タンパク質、メラニン(毛髪色素)などがあります。
コルテックス部に水分、栄養素がないと髪は弾力をなくし艶をなくします。
日本人の髪は欧米人と比べて髪のバリアゾーンであるキューティクルが薄いので傷みやすい毛髪なのです。
なので、ヘアケアは大事になってきます。
毛髪の構造
のり巻き(太巻き)で例えると、 のり=キューティクル ごはん=コルテックス きゅうり=メデュラ
- 【キューティクル10%〜15%】 バリアゾーンが薄い。
- 【コルテックス80%〜85%】 タンパク質多い。髪の水分量は13%位、10%切るとパサつきます。
- 【メデュラ(髄質)5%〜10%未満】 毛髄質、実はそれほど重要な役割はありません。
バリアが弱く、一度痛むとダメージは深刻。これが日本人の毛髪なのです。欧米人の金髪の方が痛みやすいように見えますがそうではないのです。ちなみに欧米人のキューティクルは日本人の約1.5倍以上あります。
髪のパサパサをなくすには、キューティクルのケアは重要になってきます。
キューティクルが損傷していると髪内部の水分、タンパク質が流失します。
ヘアケアでトリートメントなどの栄養素を補っても、キューティクルのケアが疎かだとトリートメントでケアしても、外部に流失してしまいます。
キューティクルとシャンプーの関係
シャンプーによる摩擦でもキューティクルは傷みます。
キューティクルの損傷の一番の原因はシャンプー時の摩擦によるもの。
このことはデータとして出ています。
キューティクルは水分を含むと開きます。
この状態は最も毛髪は不安定と言えます。
シャンプー時は髪に水分を含くませてシャンプーしていきますよね、
シャンプーの摩擦でキューティクルが剥がれやすくなります。
正しいシャンプーのポイント
ブラッシング(シャンプー前)
クッションブラシで頭皮から毛先に向かってブラッシングを行います。
ブラッシングを行うことで、頭皮、髪の汚れを浮かせることができます。
髪は乾いていればキューティクルは閉じていますので、損傷することはありません。
プレシャンプー
頭皮から毛先に向かって十分濡らし、
指の腹で頭皮をマッサージする様に洗って下さい。
次に毛先に向かってシャワーをあてていきましょう。
このプレシャンプーで髪の汚れの80%以上は洗い流すことができます。
シャンプー
シャンプー剤を手に取り水分を含ませて軽くなじませます。
それから頭皮、髪につけシャンプーを行います。
プレシャンプー同様の手順でシャンプーを行って下さい。
すすぎ。
プレシャンプー同様の手順でしっかりすすぎを行って下さい。
【詳細記事】
トリートメント 髪内部をしっかり保湿、保護
シャンプー後、髪をすすぎタオルで軽く水分をとります。
髪は一定量の水分しか含みませんので、水分を軽くとってからトリートメントをつけます。
適量を手のひらになじませ、毛先を中心に髪になじませて下さい。
頭皮に付けないよう気を付ける。
5分位置いて流します。
髪内部に水分、栄養分を与えます。
水分が不足すると髪はパサパサになります。
【詳細記事】
アウトバストリートメントとキューティクルの関係【重要です】
キューティクルのケアは、アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)
アウトバストリートメントを使うことで、
擬似的にキューティクルを作り髪を外的要因から守り髪内部の栄養素の流失も防ぐことができます。
オイルタイプとクリームタイプがあります。
アウトバストリートメントのポイント
シャンプー、トリートメント後、タオルドライ(髪の水分をタオルで吸い取るイメージで)を行います。
その後、頭皮を避けて、毛先中心に髪全体に付けていきます。
オイルタイプでしたら、2、3プッシュの量を髪になじませて下さい。
この量でも十分効果あります。付けすぎは髪がベタつくので注意して下さいね。
※その後、必ずドライヤーで乾かして下さい。
【詳細記事】
感を重視ならオイルタイプだと思います。しっとりサラサラでしたらクリームタイプだと思います。
ドライヤーで乾かす。
ドライヤーで乾かすことでキューティクルは閉じ髪は安定します。
アウトバストリートメントをしていれば、その効果は倍増します。
しっかり乾かしていきましよう。
完全に乾かしますが、乾かしすぎるとオーバーブローといい髪が痛んでしまいます。乾かしすぎないよう注意して下さい。髪を触った時に少ししっとり感があればOKです。
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まとめ
カラーなどのアルカリは時に毛髪の質感、艶感を失わせてしまいます。
紫外線、パーマ、カラーによってキューティクルの損傷だったり、それによる毛髪内部の水分不足、脂質の流失だったりします。
キューティクルの損傷は摩擦によるものが多い、シャンプーなど行うときは、摩擦しにように丁寧に行いましょう。
キューティクルのケアは最も重要です。アウトバストリートメント を理解しましょう。
本記事は以上となります。