- ブリーチ剤と2剤ミックス方法、ブリーチの基礎知識
- ブリーチ剤毛髪塗布とポイント
- プレーンリンスとポイント
- オンカラー塗布とポイント
- 乳化シャンプートリートメントのポイント
こんにちは、ヘアカラーコーチのアツシです。
これからブリーチを使ったダブルカラーやブリーチオンカラーを勉強していくアシスタントの方でどのように勉強して良いのかわからない方や初級スタイリストで、ブリーチを使ったカラーで思うような結果が得られないと悩んでいる方向けに記事を書いています。ブリーチオンカラーの手順と注意点、ブリーチの基礎知識が理解できます。
ステップ1:ブリーチ剤とOX過酸化水素6%を1:2でミックス
1:2でミックスするとメラニンの脱色効果が上がります。
ミックスしたらできるだけ素早く塗布をしていく。
ミックスしてから塗布まで時間が経つととブリーチ効果が弱まります。
ブリーチの知識
ブリーチは毛髪内部のメラニンを脱色して毛髪を明るくする事ができます。
アルカリヘアカラーと違い染料は含まれていません。
ブリーチ剤とOX過酸化水素をミックスすると化学反応が起こります。この化学反応により毛髪内部のメラニンを脱色します。
ブリーチ剤(アルカリ)OX過酸化水素(酸性)で科学反応が起こる。
ステップ2:ブリーチ剤 毛髪塗布
毛髪に丁寧に塗布していく。
体温の低い後頭部(ネープ)から塗布していきます。
根本1mm~2mm開けて全体に塗布します。
1根本約5cm外し毛先から中間部に塗布していきます。
2根本5cm部を1mm~2mm外し塗布していきます。
頭皮にブリーチ剤が付くと刺激の原因になるので注意して塗布する。
11剤、2剤をミックスする2浴式の薬剤は熱に反応する特徴があります。前頭部は体温が高い為、前頭部から塗布すると(白髪染め除く)後頭部のブリーチ効果と異なるので後頭部が暗く、前頭部が明るくなってしまいます。
2ブリーチ塗布時のコーミングはセクションごとに2〜3回程度にする。過剰にコーミングをすると膨潤している毛髪はキューティクルを壊してしまい毛髪を痛めてしまいます。
1剤、2剤をミックスする2浴式の薬剤は熱に反応する特徴があります。前頭部は体温が高い為、前頭部から塗布すると(白髪染め除く)後頭部のブリーチ効果と異なるので後頭部が暗く、前頭部が明るくなってしまいます。
メラニンの脱色状態を見る
1回のブリーチでメラニンの脱色効果が得られない場合は2回、3回と繰り返しブリーチを行う。
繰り返しブリーチを行う場合は、毛髪の状態を見て深刻なダメージが出でいないか見極めブリーチを行ってください。
ステップ3:プレーンリンス
ブリーチ剤を流します。
毛髪を痛めないように丁寧に流してください。
手の甲が隠れるくらいのぬるま湯をはり乳化するイメージでブリーチ剤を落としてその後流します。
この時毛髪を軽く揉み込む程度にし、髪を摩擦する行為は避けましょう。毛髪を痛めないように注意して下さい。
ステップ4:毛髪ドライ
毛髪を丁寧に乾かします。コームやブラシは使わずに指でとかすように乾かしましょう。
オーバードライしないように注意してきださい。
ステップ5:オンカラー カラー剤塗布
カラー剤を塗布していきます。
希望色になるように、メラニンが脱色された毛髪(アンダートーン)を見て補色を必ず使います。
オンカラー剤(色)+ カラー剤(補色)をミックスしてオンカラーを行いましょう。
オンカラー時のカラー剤塗布。
オンカラーのカラー剤塗布はブリーチ毛に対してトーンを下げていきますので、色をつけたい前頭部から塗布し後頭部に移行していきます。※白髪染めをイメージすると良い。
ステップ6:乳化、シャンプー、トリートメント
毛髪全体を馴染ませるように乳化します。
その後丁寧にシャンプーしてトリートメントで仕上げます。
乳化を丁寧に行えば、シャンプーは1シャンでOKです。
シャンプー時はキューティクルが開いている状態ですので、染料が流出しないように丁寧にシャンプーしてください。
トリートメントはシャンプー台で行う簡単な方法でも構いませんが5分位放置してから流して下さい。トリートメント効果が高まります。
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まとめ
ミックスしてから塗布まで時間が経つととブリーチ効果が弱まります。
体温の低い後頭部から塗布し前頭部に移行する。均一にブリーチ(メラニン脱色)するように注意する。
毛髪を痛めないように丁寧にブリーチ剤を流しましょう。
コームやブラシなどを使わず、指でとかすように乾かしていく。
オンカラー剤(色)+ カラー剤(補色)をミックスしてオンカラーを行いましょう。
シャンプー時はキューティクルが開いている状態ですので、染料が流出しないように丁寧にシャンプーしてください。