本記事のテーマ
【ヘアケア理論 シャンプー】シャンプーの種類と成分効果 毛髪とシャンプーの関係
本記事の内容
- 高級アルコール系シャンプー。
- アミノ酸系シャンプー。
- 石鹸系シャンプー。
- 自然由来系、自然系(オーガニック)シャンプー。
読者さんへメッセージ
シャンプーの種類は沢山あります。例えば洗浄力の強いシャンプーを使った場合は髪がパサパサになります。これは毛髪に必要な油分も洗浄してしまうからです。洗浄力の弱いシャンプーだとは逆に髪がべたついて艶のない髪になってしまう人もいます。
シャンプーには何種類かありますが、それぞれ特徴があります。
本記事では、代表的な成分に特徴のあるシャンプー4種類を記事に書いています。
高級アルコール系シャンプー。(PH5.5〜PH6.5)
市場で一番多いのがこのシャンプーですね。
美容室でも普通に使用しています。特徴は、洗浄力が良く、泡切れも良い。
この高級の意味は、分子中の炭素原子数が多い(原子数6以上)ものが高級と定義しています。
高級アルコールは界面活性剤としてシャンプーなどに配合しています。
界面活性剤は必要で、水と油を混ぜるものとして配合しています。
シャンプーは水と油(各成分)を混ぜる為に使われます。同時に洗浄力を持たせたもの。
代表的な原料
ラウリル硫酸Na。ラウレス硫酸Na。ラウリル硫酸アンモニア。
メリット
- 洗浄力が良い。泡だちが良い。泡ぎれ良い。
- シャンプー後のスッキリ感が良い。
- 頭皮の油分が気になる人は油分をキレイに洗える。
- スタイリング剤を使う人は、髪にスタイリング剤が残らずキレイに洗える。
デメリット
- 髪に必要な油分も洗い流されてしまう。
- 高級アルコール系は頭皮に刺激が強く、良くないとの声もあります。
使いやすさで言えば、高級アルコール系は優秀です。デメリットの髪に必要な成分も流してしまう、刺激が強いに関しては、一部市販品にあるかもしれませんが、一般的にそんなことありません。
髪は弱酸性(PH4.5〜PH5.5)が一番安定しています。高級アルコール系シャンプーは弱酸性〜弱アルカリ(PH5.5〜PH6.5)
アミノ酸系シャンプー。(PH4.4〜PH5.5)弱酸性
アミノ酸成分を加工して水と油を混ぜ合わせる界面活性剤です。
同時に洗浄力を持たせたものです。
アミノ酸はタンパク質。
人間の肌、髪はタンパク質からできていますアミノ酸はその一種。
低刺激シャンプーで知られています。
代表的な原料
グルタミン酸。グリシン。アラミン。
メリット
- クリーミーな泡立ち。
- 低刺激、髪にやさしい。
- 髪に潤いを与える。
デメリット
- 泡立ちがわるい。
- 泡ぎれがわるい。
- 泡ぎれがわるい為、頭皮に残りやすくかゆくなる。※アトピー肌の方は、医師に相談して下さいね。
- 頭皮の油分、スタイリング剤がキレイに落とせない。
頭皮、髪にやさしく一般的に高評価で優秀なシャンプー。髪のパサパサ感をアミノ酸で補うことができるシャンプーですが、使い手によってはデメリットとなってしまいます。デメリットを考慮して極度の髪パサパサを抑えたいのであれば、お勧めします。使い手を選ぶシャンプーだと思います。
石鹸系シャンプー(PH7.5〜 )アルカリ性
脂肪酸とアルカリが反応した石けんと同じ成分で、天然由来の界面活性剤を使用しています。
環境にやさしいことで知られています。一般的に商品は少ない。
メリット
- 洗浄力が強く汚れを落としやすい。
- 環境に良い。
デメリット
- 洗浄力が強いので、髪がキシム。
- シャンプーがアルカリ性なのでリンスで中和する必要がある。
パサパサが気になる人にはおすすめしません。
自然由来系、自然系シャンプー(Ph4.5〜Ph5.5)弱酸性
シャンプーの成分90%以上が自然由来成分、自然成分でできています。
自然成分、植物成分配合のシャンプーって、目にしたり聞いたりしたことがあると思います。
配合とは少量でしかありません。
それは、高級アルコール系、アミノ酸系のシャンプーです。
■自然由来成分(オーガニック成分含む)
自然から取り出したものに化学的処理(合成、分解などの処理)を施した成分
■自然成分(オーガニック成分含む)
自然から取り出した成分で化学的な処理を施していない成分
自然成分、自然由来成分は安全性を定義していることではありません
高級アルコール系、アミノ酸系は自然原料ではない、安全ではないの?
安全です。このシャンプーがあわない人もいます。化学合成原料だから髪の状態を改善できることも事実です。
自然由来系、自然系は自然原料だから安全なの?
安全です。しかし自然原料だから安全とは限りません。このシャンプーがあわない人もいます。自然原料だけで改善できないことも事実です。
自然系、自然由来系は普通に買えるの?
自然系シャンプーもありますが市場は少ないです。保存期間が限定されてしまいます。自然由来系シャンプー(オーガニック成分含む)が市場のほとんどです。自然系は専門店、自然由来系は美容室かハイソなデパートなどで買えます。
メリット
- 環境にやさしい。
- 人体、髪にやさしい。
- 自然なのでイメージが良い。
- 現代は自然傾向にある。
デメリット
- シリコン配合がなく、少し髪がきしむ。※個人差があります。
- コスパが悪い。
注目があり市場拡大傾向にあります。特にオーガニックに関心が高い人には優秀なシャンプーです。香りも自然でやさしい感が感じられます。
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まとめ。
ヘアケア商品で、成分表記がありますが。水から順番に成分表記しています。順番は成分の量が多い順に表記されています。水の次5番以内に表記されている成分で ?系シャンプーかわかります。高級アルコール系、アミノ酸系、自然由来系の主成分を参考にしてお使いのシャンプーを選んでください。
シャンプーによっては、シャンプー後そのまま5分放置そのご洗い流すと表記されていますが、5分放置に関してシャンプー剤に含まれている髪に必要な成分を浸透させる意味です。
本記事で4種のシャンプーを書きましたが、それぞれメリット、デメリットがあります。参考にして、あたなの一番あうと思うシャンプーを選んでください。あなたがこれと決めればそれが一番よいと思います。でも石鹸系はおすすめしないかなw
本記事は以上となります。