atsushiblog /https://www.atsushiiii.comヘアカラースキル向上のブログ発信をしています。オンラインでヘアカラーコーチングも行っています。Tue, 10 Sep 2024 10:01:56 +0000jahourly1https://www.atsushiiii.com/wp-content/uploads/2022/07/cropped-7e8b078e2058e41ad398e4da5c92bcfe-32x32.jpgatsushiblog /https://www.atsushiiii.com3232 【美容師ヘアカラーの悩みと解決方法】色持ち 希望とギャップ 色の調合https://www.atsushiiii.com/hair-color-worries/Mon, 27 Nov 2023 01:00:00 +0000https://www.atsushiiii.com/?p=4741

美容師がヘアカラーに関して抱える悩みはさまざまですが、以下は一般的な悩みとその解決方法のいくつかです。 悩みと解決方法 これらの悩みに対処するには、経験の積み重ねと定期的な学びが必要です。また、お客様とのコミュニケーショ ... ]]>

美容師がヘアカラーに関して抱える悩みはさまざまですが、以下は一般的な悩みとその解決方法のいくつかです。

  1. 色の持ちが悪い:
    • 解決策: 適切な前処理とアフターケアが鍵です。適切なトリートメントやカラーコンディショナーを使用し、お客様にホームケアのアドバイスを提供します。
  2. お客様の希望とギャップ:
    • 解決策: カウンセリングが重要です。お客様の要望をよく理解し、実現可能な範囲で提案することが大切です。リアルな期待値を共有することが重要です。
  3. トレンドや新しいテクニックへの対応:
    • 解決策: 定期的なトレーニングやセミナーへの参加が必要です。新しい技術やトレンドを学び、サロンに取り入れることでお客様に最新のサービスを提供できます。
  4. 色の調合に不安:
    • 解決策: カラーチャートやテクニカルマニュアルを参照することで、色の理論を再確認できます。また、実際の経験を積むことで自信がつきます。
  5. 時間の管理:
    • 解決策: サロンでのスケジュール管理が鍵です。予約時間を十分にとりつつ、高品質な仕事を提供する方法を見つけます。また、カラー処理中にできる他の仕事を見つけ、効率を上げることが重要です。
  6. お客様の髪の状態への心配:
    • 解決策: カウンセリングでお客様の髪の状態を確認し、適切なケアや製品の使用を提案します。また、カラーパッチテストを行ってアレルギー反応の心配を軽減します。
  7. クレームや不満への対応:
    • 解決策: お客様のフィードバックに真摯に向き合い、問題解決に尽力します。クレームは学びの機会でもあり、改善につなげることが重要です。

これらの悩みに対処するには、経験の積み重ねと定期的な学びが必要です。また、お客様とのコミュニケーションが円滑であることも重要です。

  1. 柔軟性と自己ペース学習: オンラインコースは、美容師が自分のスケジュールに合わせて学べる柔軟性を提供します。これにより、仕事の合間や忙しい時期でも学びを進めることができます。
  2. 最新の情報とトレンド: オンラインコースは継続的に更新され、最新のヘアカラートレンドや技術についての情報を提供します。美容師たちは自分のスキルをアップデートし、お客様に最新のサービスを提供できます。
  3. 手軽なアクセス: インターネットが利用可能であれば、どこからでもアクセスできます。これにより、地理的な制約を受けずに世界中のトップトレーナーから学ぶことが可能です。
  4. 実践的なスキルの向上: オンラインコースは理論だけでなく、実際のヘアカラーアプリケーションに関するスキルも向上させるためのデモンストレーションや課題を提供します。
  5. コミュニティと交流の機会: オンラインコースは専用のフォーラムやコミュニティを提供することがあり、他の美容師との交流や質問・回答の場を提供します。これにより、他のプロフェッショナルたちとのネットワーキングの機会も広がります。
  6. 費用対効果: 通常、オンラインコースは対面のセミナーやワークショップよりも費用が抑えられることがあります。美容師たちはリーズナブルな価格で高品質の教育を受けることができます。
  7. 継続的な学び: 美容師たちは継続的な学びを通じてスキルを向上させ、お客様により質の高いサービスを提供することが求められています。オンラインコースはこれを支援し、プロの成長を促進します。

これらの理由から、美容師たちはヘアカラーオンラインコースを通じて専門的なスキルを向上させ、競争の激しい美容業界で差別化を図ることができます。

ヘアカラーオンラインコースを確認して下さい!

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【色と創造性の融合】ヘアカラーオンラインコースの世界へようこそhttps://www.atsushiiii.com/hair-color-course/Sun, 26 Nov 2023 02:19:27 +0000https://www.atsushiiii.com/?p=4732

美容師の皆さん、新しい扉が開かれる準備はできていますか? 私のヘアカラーオンラインコースが、あなたのキャリアを新たな高みに導くお手伝いをします。このコースでは、カラーテクニックの奥深さに迫り、創造的なヘアスタイリストにな ... ]]>

美容師の皆さん、新しい扉が開かれる準備はできていますか?

私のヘアカラーオンラインコースが、あなたのキャリアを新たな高みに導くお手伝いをします。このコースでは、カラーテクニックの奥深さに迫り、創造的なヘアスタイリストになるための秘訣を学ぶことができます。

  1. 毛髪、薬剤、色彩理論の徹底解説: カラーは芸術の一環です。私たちは色彩理論をわかりやすく解説し、理論を実践に結びつける方法を探ります。
  2. 最新のトレンドとテクニック: ファッションは常に進化しています。最新のヘアカラートレンドとテクニックを学び、お客様に一歩先んじた提案ができるようになりましょう。
  3. プロのアドバイスと指導: 経験豊富な私(美容師、講師)から直接学べる機会です。プロのアドバイスがあなたのスキル向上に寄与します。
  4. 実践的な課題とフィードバック: 理論だけでなく、実際の課題に取り組んでスキルを向上させることができます。質問された内容にはフィードバックします。
  5. 柔軟な学習スケジュール: 仕事や忙しい生活に合わせて学べる柔軟な学習スケジュールを提供します。自分のペースで着実にスキルを向上させましょう。
  • キャリアの飛躍: ヘアカラーの専門知識を深め、サロンでのニーズに応えることができ、指名率の向上や新たな仕事の機会を生み出します。
  • クリエイティブな自己表現: カラーテクニックの習得により、クリエイティブなヘアスタイルを生み出すスキルが身につきます。お客様に斬新で魅力的な提案ができるでしょう。

ヘアカラーオンラインコースで未知の領域に挑戦し、自分のキャリアを新たな高みに押し上げましょう。

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【ブリーチを使ったバレイヤージュ基礎知識】テクニック ブリーチオンカラー バレイヤージュ3つの注意点https://www.atsushiiii.com/bleachmasterclass-balayage-precautions/Thu, 04 May 2023 01:00:00 +0000https://www.atsushiiii.com/?p=4608

はじめまして!こんにちは。今回は、美容師の方にとって必須の技術である「ブリーチ」についてお話ししたいと思います。ブリーチはヘアカラーの基礎技術であり、ヘアスタイルのバリエーションを広げる上で欠かせない技術です。しかし、ブ ... ]]>

はじめまして!こんにちは。今回は、美容師の方にとって必須の技術である「ブリーチ」についてお話ししたいと思います。ブリーチはヘアカラーの基礎技術であり、ヘアスタイルのバリエーションを広げる上で欠かせない技術です。しかし、ブリーチはまだ勉強が必要な方も多いのではないでしょうか?そこで、今回はブリーチに必要な知識や注意点について解説していきます。是非、最後までお付き合いください!


ブリーチの勉強に必要な知識としては、以下のようなものがあります。

  1. ブリーチの化学的な反応と原理
  2. 髪の毛の構造と成分
  3. ブリーチ剤の種類と特徴
  4. ブリーチのプロセスと注意点
  5. 髪質や頭皮の状態に応じたブリーチの使い分け
  6. ブリーチのアフターケアとケア方法

これらの知識を習得することで、ブリーチの基礎をしっかりと理解し、安全かつ効果的に施術することができるようになります。また、より高度なブリーチテクニックやカラーの応用にもつながります。

自己紹介

このブログは美容師として20年以上の経験を持つatsushiが運営するもので、主に美容業界において需要が高いヘアカラーに関する情報を提供しています。私の経験や外資系化粧品メーカーでの講習活動に基づいた知識をもとに、ヘアカラー理論やカラー剤の選択・調合、デザインカラーの提案、毛髪理論と薬剤、ヘアケア理論などについて解説しています。また、美容師向けのコンテンツやオンラインコースなども提供しています。私は、自分の経験や学んだことが他の美容師に役立てば幸いだと考えており、私のブログやコース が美容師のサロンワークや技術向上に貢献できることを願っています。

バレイヤージュ

バレイヤージュデザインカラーは、フランス語で「描く、塗る」という意味の「バレイヤージュ」技法をベースにしたヘアカラーの一種です。

この技法は、髪の表面に染料を塗り、自然に色が出るように細かくブレンドすることで、自然なグラデーション効果を作り出します。

バレイヤージュデザインカラーは、ハイライトカラーを自然なグラデーションで染め上げ、輝きや立体感を演出するために用いられます。

また、髪の毛を傷めずに美しく仕上げることができるため、ダメージが気になる方でもおすすめのヘアカラーです。

このブログでは、
•バレイヤージュテクニック
•バレイヤージュオンカラー

を学んでいきます。

バレイヤージュテクニック

バレイヤージュは、フランス語で「手による塗布」という意味を持つヘアカラーテクニックです。

従来のハイライトやローライトに比べ、自然な陰影を出すことができ、一度に大量の髪を処理することができるという特徴があります。

バレイヤージュのテクニックは、ハンドペイントとも呼ばれます。

髪の毛の表面から内側に向かって塗布することで、徐々にカラーが濃くなるように仕上げます。

この技術により、ヘアカラーによるダメージを最小限に抑え、自然な仕上がりを実現することができます。

バレイヤージュは、カラーを塗布する部分やパターンによって様々なデザインが可能です。

フェイスライン周りや毛先のみに塗布する「フェイスフレーミング」というスタイルや、

髪の毛の表面に平行にラインを描いていく「リバースバレイヤージュ」などがあります。

また、ブリーチを使って明るいカラーを出す「ブリーチバレイヤージュ」もあります。

【バレイヤージュ】の基本は、フリーハンドで髪表面に太い毛束か少しの束状で欲しい所にフリーハンドで塗布していきます。

毛髪の中間から毛先に塗布することで、大胆な髪の動き、立体感が表現できます仕上がりをイメージしながら塗布していきます。

バレイヤージュブリーチオンカラー

デザインに応じて、欲しいところにバレイヤージュハイライトを入れる。

  1. ブリーチ 必要に応じて数回繰り返してブリーチ。

次に、オンカラーです。

  1. ブリーチのアンダートーンを見て補色を選択。
  2. オンカラーの色を選択します。

オンカラーテクニック

丁寧にブリーチ部にカラー塗布。

オンカラー後は乳化時に毛髪全体を馴染ませると自然なバレイヤージュになります。

バレイヤージュは、フリーハンドで塗っていくハイライトの施術方法です。

バレイヤージュを行う際には、以下の注意点に留意する必要があります。

髪のダメージに注意する

バレイヤージュは髪の毛の表面を染めるため、ブリーチを使用することがあります。ブリーチは髪の毛を傷めるため、髪の毛のダメージに注意して施術する必要があります。

細かい染め分けが重要

バレイヤージュは細かい染め分けがポイントです。施術の際には、均一な幅で染め分けることが大切です。

アフターケアにも注意する

ブリーチバレイヤージュを行った後は、ダメージが激しくなるため、アフターケアにも注意が必要です。ヘアオイルやトリートメントなどを使って髪の毛を保湿し、ダメージを防ぐようにしましょう。

【ブリーチ基礎知識】関連記事です。ブリーチの勉強に是非読んで下さい。

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【ブリーチを使ったデザインカラー基礎知識】ハイライトデザインカラー色構成 テクニック 似合わせのポイントhttps://www.atsushiiii.com/bleachmasterclass-bleach-design-color-knowledge/Wed, 03 May 2023 01:00:00 +0000https://www.atsushiiii.com/?p=4507

はじめまして!こんにちは。今回は、美容師の方にとって必須の技術である「ブリーチ」についてお話ししたいと思います。ブリーチはヘアカラーの基礎技術であり、ヘアスタイルのバリエーションを広げる上で欠かせない技術です。しかし、ブ ... ]]>

はじめまして!こんにちは。今回は、美容師の方にとって必須の技術である「ブリーチ」についてお話ししたいと思います。ブリーチはヘアカラーの基礎技術であり、ヘアスタイルのバリエーションを広げる上で欠かせない技術です。しかし、ブリーチはまだ勉強が必要な方も多いのではないでしょうか?そこで、今回はブリーチに必要な知識や注意点について解説していきます。是非、最後までお付き合いください!


ブリーチの勉強に必要な知識としては、以下のようなものがあります。

  1. ブリーチの化学的な反応と原理
  2. 髪の毛の構造と成分
  3. ブリーチ剤の種類と特徴
  4. ブリーチのプロセスと注意点
  5. 髪質や頭皮の状態に応じたブリーチの使い分け
  6. ブリーチのアフターケアとケア方法

これらの知識を習得することで、ブリーチの基礎をしっかりと理解し、安全かつ効果的に施術することができるようになります。また、より高度なブリーチテクニックやカラーの応用にもつながります。

自己紹介

このブログは美容師として20年以上の経験を持つatsushiが運営するもので、主に美容業界において需要が高いヘアカラーに関する情報を提供しています。私の経験や外資系化粧品メーカーでの講習活動に基づいた知識をもとに、ヘアカラー理論やカラー剤の選択・調合、デザインカラーの提案、毛髪理論と薬剤、ヘアケア理論などについて解説しています。また、美容師向けのコンテンツやオンラインコースなども提供しています。私は、自分の経験や学んだことが他の美容師に役立てば幸いだと考えており、私のブログやコース が美容師のサロンワークや技術向上に貢献できることを願っています。

ハイライトデザインカラー

  • ハイライトデザインカラーは、髪の毛に立体感を与え、より一層美しく見せる効果があります。
  • ハイライトを入れることで、髪の毛が立体的に見えるため、髪の毛が膨らみやすく見え、ボリュームアップ効果もあります。
  • ハイライトを入れることで、顔周りの印象が明るくなり、肌色も明るく見えるため、顔の色がよく見えるという効果もあります。
  • ハイライトデザインカラーは、髪の毛のトーンを変化させることで、髪の毛に奥行きを与え、より一層美しく見せることができます。

学ぶ内容は3つあります。

•デザインカラー色構成 
•デザインカラーテクニック 
•似合わせテクニック

デザインカラー色構成

色構成を学ぶときに必要な知識は、色の三属性です。

色の三属性とは、色を表すために用いられる色相、明度、彩度のことです。

  • 色相は:色の種類や名称を表す性質で、赤、青、緑などを指します。
  • 彩度は:色の鮮やかさを表す性質で、色の濃さや薄さを指します。彩度が高いほど鮮やかで、低いほどくすんだ色になります。
  • 明度は:色の明るさを表す性質で、色がどの程度明るいか、暗いかを示します。明度が高いほど明るく、低いほど暗い色になります。

これらの属性は色彩理論に基づいていて、色を表す際にはそれぞれの属性の値を考慮する必要があります。

色の三属性

色相環で見て、この円の外側をビビット色とすれば、

ビビット色は、中明度、高彩度と表します。

内側につれて色相は明るくなり、高明度、低彩度と表すます。

ビビット色より外側は色相は暗くなり、低明度、低彩度と表します。

色はビビット色を中心に中明度、高彩度と表し、明るくなるにつれ、また暗くなるにつれて彩度は落ちていき低彩度と表します。

色の三属性とヘアカラーの色

色の三属性をヘアカラーの色で表すと、

ヘアカラーのイメージは、最も色味が感じられるのは、8レベル(中明度、高彩度)と考えてください。

  • 8レベル以上は明度は上がるにつれて徐々に彩度が落ちていきます。
  • 8レベル以下は明度が下がるにつれて徐々く彩度が落ちていきます。

ハイライトを入れる場合、ベースカラーに対してハイライトを入れていきます。

例)
  • ベースカラーが8レベルのブラウン系
  • ハイライトは12レベルイエロー系

この場合、ベースカラーブラウン系8レベルは中明度、高彩度です。

ハイライトイエロー系12レベルは高明度、低彩度です。

このように、ベースカラーの色相とハイライトの色相が異なり、明度も異なるため、ハイライト効果が高くなります。

では、このケースはどうでしょうか、

例)
  • ベースカラーが8レベルのブラウン系
  • ハイライトは12ブラウン系

この場合、ベースカラーブラウン系8レベルは中明度、高彩度です。

ハイライトブラウン系12レベルは高明度、低彩度です。

ベースカラーの色相とハイライトの色相が同じです。

明度は異なるので、ハイライト効果は期待できますが、

注意して欲しいのは、彩度の違いはありますが、色相が同じという点です。

ベースカラーとハイライトの色相が同じだとヘアカラーの場合、彩度の違いはさほど変わらなくなります。

結果、ベースカラーと色相が異なる場合に比べ、ハイライト効果が若干落ち落ちます。

ハイライトの強弱で効果をどのように表現するのか、デザインによって使い分けてください。


ハイライトテクニック

「ハイライト」とは、髪の毛に少しだけ明るい色を加えることで、立体感や華やかさを出す技術のことを指します。

「ウービング」とは、細かい編み込み状に髪の毛を束ね、そこにハイライトを加えることで、立体感を表現する技術です。

このテクニックは、カラーリングの中でも比較的繊細で高度な技術とされ、経験や技術力が求められるめ、美容師のスキルアップにもつながります。

ハイライトホイルワーク
ウィービング、スライシング
を見ていきましょう。

ウィービング

【ウィービング】は(2〜3mmのスライスを取り、1〜2mmを細かい霧状ですくい上げるて)ウィービングでホイルワークをします。

全頭、頭ハチ上部、などデザインによって変えていきます。

また、

網状を大きくすることでウィーイングを強調させることができます。この場合5ミリくらいの網状にすると効果的です。

スライシング

【スライシング】(2〜3mmのスライスを取る)スライシングでホイルワーク、ブランク5mmを繰り返していきます。

スライシングは面で表現しますので、八の字を描くようにホイルワークをしていきます。
平行にすると不自然になりますので注意してくださいね。

デザインカラー コントラスト

ベースカラーとハイライトのコントラストは4レベルとりましよう。

コントラストを取らないとベースカラーとハイライトが同化してしまいます。

【ヘアカラー】ベーシックデザインカラーの場合

  • ベースカラー8レベル
  • ハイライト12レベル

このようにコントラストをとりましょう。

【ブリーチオンカラー】ハイトーンデザインカラーの場合

ハイライトをハイトーンでブリーチしてオンカラーを入れる場合は、よりハイライト部分に色相を強調したい場合に効果的。

オンカラーのレベルとベースカラーのレベルも4レベルとりましょう。

色味とコントラスト

ベースカラー(イエロー系ライトブラウン)ハイライト(ペールイエロー)
コントラスト4レベル

ベースカラーとハイライトが同じイエロー系、同系色の場合もコントラスト4レベルはとりましょう。

コントラストが少ないと同化します。

同系色の場合ハイライトのチップは、5mmチップでウィービング。細かいウィービングはハイライトが馴染んでしまいます。

ベースカラーとハイライトのコントラストは、ヘアカラーデザインの鍵となる要素の一つです。ベースカラーとハイライトの明度や彩度の差が大きいほど、より鮮明なコントラストが生まれます。

例えば、暗めのベースカラーに明るめのハイライトを入れることで、より立体感のあるデザインが作り出せます。
また、同じトーンのベースカラーとハイライトを使用することで、あえて柔らかい印象のデザインにすることもできます。

コントラストを意識したベースカラーとハイライトの使い方は、ヘアスタイルに深みと立体感を与えるのに役立ちます。

似合わせテクニック

肌の色と髪の色は、見た目や印象に大きく影響します。

肌の色は、イエローベース(赤みがかった肌色)

ブルーベース(青みがかった肌色)の2種類に分類され、

髪の色も同様にイエローベースとブルーベースの2種類に分けることができます。

イエローベースの肌には、イエロー、ゴールドやキャラメルなどのウォームトーンの髪色が合いやすく、

逆にブルーベースの肌には、アッシュやナチュラルなどのクールトーンの髪色が合いやすい傾向があります。

また、肌のトーンによっても合う髪色が異なります。

例えば、明るいイエローベースの肌には、明るめのブロンドやライトブラウンが似合います。

暗めのイエローベースの肌には、ダークブラウンやディープ系が合いやすいとされています。

パーソナルカラー診断を受けることで、自分に合った髪色を選ぶことができますが、ヘアカラーの場合ブラウンベースのカラーになるので、ニィアンス的に見てくださいね。

4シーズンパーソナルカラーは、季節によって異なる肌の色や髪の色に合わせたパーソナルカラー診断の方法の一つです。

4つの季節(春、夏、秋、冬)に分けて、それぞれに合う色の種類や濃さを判断して、

その人にとって最も魅力的な印象を与える色合いを見つけ出します。

この方法を使うことで、自分に似合う色を選びやすくなります。

Spring イエローベースのアンダートーン Summerブルーベースのアンダートーン

それぞれに合うヘアカラーを見ていきましょう。


✔Sprinは、中〜高明度の低〜中彩度が似合います

【肌色】は、薄い黄色系で肌が白い、瞳はイエローです

【似合う色】比較的色味を感じられる明るい色で特にイエロー系は高明度でも似合う

【カラー剤】8,9レベル.レッド系 8,9レベル.オレンジ系 10レベル.イエロー系 9レベル.グリーン系 10レベル.ブルー系
比較的、色を感じられて明度が高い淡いけいとイメージしてください

✔Summerは 中〜高明度の低彩度が似合います

【肌色】は、肌が白く透明感がある。瞳はやや茶色

【似合う色】色味はあまり感じない少しくすみのある色で明るめの色

【カラー剤】8レベル以上のカラーにナチュラル系をミックス。(ナチュラル9+ピンク9 3:1Mix)ナチュラル系のブラウンを混ぜることで色みをくすませることができます

ナチュラル系に、バイオレット系 ピンク系 イエロー系 グリーン系 ラベンダー系を3:1でミックスします。

Autumnイエローベースのアンダートーン Winterブルーベースのアンダートーン


✔Autumn 中明度の低彩度

【肌色】色白ではない少し黄色系の肌。瞳は濃いブラウン

【似合う】あまり明るくない色味を感じないブラウン系

【カラー剤】8レベル以下のカラーにブラウン系をミックス。(ブラウン系+色味 3:1Mix)
したヘアカラーが似合います

✔Winter  低明度〜高明度の低彩度

【肌色】色白又は地黒。瞳は黒い

【似合う色】色味感じられない暗めの色、明度をあげたい場合は色味を強調しない

【カラー剤】7レベル以下の寒色系 色味を持たない10レベル以上ナチュラル系

5レベルナチュラル系 5レベルグリーン系 5レベルブルー系 10 レベルナチュラル系などが似合います。

【ブリーチ基礎知識】関連記事です。ブリーチの勉強に是非読んで下さい。

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【ブリーチを使ったヘアカラーに必要な基礎知識】メラニンと脱色  アンダートーンと補色 カラー剤レベル選択     https://www.atsushiiii.com/bleachmasterclass-hair-color-using-bleach/Tue, 02 May 2023 01:00:00 +0000https://www.atsushiiii.com/?p=4494

はじめまして!こんにちは。今回は、美容師の方にとって必須の技術である「ブリーチ」についてお話ししたいと思います。ブリーチはヘアカラーの基礎技術であり、ヘアスタイルのバリエーションを広げる上で欠かせない技術です。しかし、ブ ... ]]>

はじめまして!こんにちは。今回は、美容師の方にとって必須の技術である「ブリーチ」についてお話ししたいと思います。ブリーチはヘアカラーの基礎技術であり、ヘアスタイルのバリエーションを広げる上で欠かせない技術です。しかし、ブリーチはまだ勉強が必要な方も多いのではないでしょうか?そこで、今回はブリーチに必要な知識や注意点について解説していきます。是非、最後までお付き合いください!


ブリーチの勉強に必要な知識としては、以下のようなものがあります。

  1. ブリーチの化学的な反応と原理
  2. 髪の毛の構造と成分
  3. ブリーチ剤の種類と特徴
  4. ブリーチのプロセスと注意点
  5. 髪質や頭皮の状態に応じたブリーチの使い分け
  6. ブリーチのアフターケアとケア方法

これらの知識を習得することで、ブリーチの基礎をしっかりと理解し、安全かつ効果的に施術することができるようになります。また、より高度なブリーチテクニックやカラーの応用にもつながります。

自己紹介

このブログは美容師として20年以上の経験を持つatsushiが運営するもので、主に美容業界において需要が高いヘアカラーに関する情報を提供しています。私の経験や外資系化粧品メーカーでの講習活動に基づいた知識をもとに、ヘアカラー理論やカラー剤の選択・調合、デザインカラーの提案、毛髪理論と薬剤、ヘアケア理論などについて解説しています。また、美容師向けのコンテンツやオンラインコースなども提供しています。私は、自分の経験や学んだことが他の美容師に役立てば幸いだと考えており、私のブログやコースが美容師のサロンワークや技術向上に貢献できることを願っています。

ブリーチを使ったヘアカラーに必要な基礎知識

学ぶ内容は3つあります。

1.メラニンと脱色の関係
2.アンダートーンと補色の関係 
3.カラー剤レベル選択方法

これらを学んでいきます。

ここで、定義としてブリーチを使ったカラーで、ダブルカラー、ブリーチオンカラーとは2種類のカラー剤を使ったハイトーンのヘアカラーと定義しています。

2種類のカラー剤とは、1つ目がブリーチ、2つ目がブリーチ後のカラーとなります。

ダブルカラーやブリーチオンカラーは、
複数のカラー剤を使用して、髪の毛に立体感やボリューム感を出すカラーテクニックのことですが、

ダブルカラーは、2種類のカラー剤を使用し、根元と毛先で異なる色味を表現することができます。例えば、根元は暗めの色味で毛先は明るめの色味を表現することで、立体感のある仕上がりになります。

このブログでは、ダブルカラーとブリーチオンカラーは同じ定義としています。

この定義で、ダブルカラー、ブリーチオンカラーは、まずブリーチ剤で髪の毛を脱色した後に、カラー剤で色味を付ける技術です。ブリーチ剤を使用することで、髪の毛の色素を取り除き、カラー剤がより鮮やかに発色します。ブリーチオンカラーは、カラーリングに慣れた人向けのテクニックであり、美容師の技術力が求められます。

メラニンと脱色の関係

毛髪の構造は、表面にキューティクル 内部にコルテックス 中心部にメデュラ で構造されています。

メラニンはコルテックス内部に存在し髪の成分中の約4.5%以下です。(個人差あり)

毛髪(地毛)の色は、コルテックス内部に存在しているメラニン色素の種類で決まります。

メラニンには、ユーメラニン(黒〜褐色)とフェオメラニン(赤, 黄)この2種類があります。

髪色は、ユーメラニンとフェオメラニンの構成で地毛の色が決まっていることを知っておきましょう。

髪色はユーメラニンの濃淡で決まり、黄色み、赤み、はユーメラニンの濃淡で左右されます。

(ユーメラニンが濃いとフェオメラニンは赤、ユーメラニンが淡いとフェオメラニンは黄)となります。

僕たち日本人の髪色は、ユーメラニンが濃いので、フェオメラニンは赤となり、黒髪となっています。

欧米人の金髪は、ユーメラニンが薄く淡いので、ユーメラニンは黄となり、金髪となっています。

日本人の場合でも、地毛が黒髪ではなく、少し茶色の方もいますよね、

この場合、ユーメラニンが濃淡はそれほど濃くないのでフェオメラニンがオレンジ色となり地毛が茶色となります。

このように、地毛と言われる自然な髪色は、ユーメラニンの濃淡で決まります。仮に、日本人の場合、ユーメラニンがなければ、フェオメラニンが目立ち不自然ですよね。

ユーメラニン、フェオメラニンの特徴を理解しておきましょう。

脱色による、ユーメラニン フェオメラニンの変化

ユーメラニン フェオメラニンは脱色作用が異なります。

ユーメラニンは科学的に不安定でフェオメラニンは化学的に安定しています。

これは、メラニンの脱色は、ユーメラニンから先に脱色されフェオメラニンは徐々に脱色されていきます。

ブリーチ後、数分で、毛髪は、赤っぽくなり、オレンジになりますよね。

これは、早い段階で、ユーメラニンは脱色され、フェオメラニンが目立ち始めている段階です。その後、フェアメラニンは徐々に脱色され黄色へと変化していきます。

地毛を決定するユーメラニンが早い段階で脱色されていることがわかりますよね。

脱色で見る髪色はフェオメラニンの色

毛髪の脱色

脱色過程は次のようになります。

❶ 脱色 ユーメラニンは急速に脱色されていきますが、フェオメラニンはゆっくりと脱色されていきます。

❷ユーメラニンが脱色され、フェオメラニンの脱色が進むと髪色は赤、黄と変化していきます。

❸ 次第に、薄い黄色へと変化していきます。

皆さんも経験あると思いますが、ブリーチで、大変なところは、薄い黄色、ペールイエローまで脱色されないことですよね。

フェオメラニンはなかなか脱色されないので時間がかります。

ブリーチオンカラーをする場合、メラニンをペールイエローまで脱色したい時、1回のブリーチで脱色されない場合は、一度流してから、2回目のブリーチを行いましょう。

軟毛の場合は、早い段階でペールイエローまで脱色するケースもありますが、この場合地毛のフェオメラニンがオレンジなので脱色が早く感じます。

硬毛の場合は、ユーメラニンが非常に濃いのでフェオメラニンが赤、ですので脱色は遅く感じます。

アンダートーンと補色の関係

アンダートーンに対して補色を使い、アンダートーンをフラットにするイメージでオンカラーの色を表現しやすくする。
※色の反対色が捕色となります。

例えば、
【アンダートーン】ペールイエローの場合
【補色】は 薄いラベンダー青紫
【オンカラーに使うカラー剤】は、10レベルのカラー剤となります

【アンダートーン】ライトオレンジの場合
【補色】やや薄いブルー
【オンカラーに使うカラー剤】は 10レベルのカラー剤となります

カラー剤は各レベルが上がれば色は薄く、各レベルが下がれば色は濃くなります。

アンダートーンの明るさは、ヘアカラーチャートについている、レベルスケールを使い、髪に当てて、明るさを確認します。確認した明るさと、同レベルのカラー剤を補色にします。

アンダートーンが10レベルなら補色も10レベルですね。

同レベルにすることで、失敗のリスク軽減になります。仮に、補色のレベルを極端に下げると、捕色が効きすぎて、自然なブラウンになる場合があります。慣れるまでは、同レベルでいきましょう。

ヘアカラーにおいて補色効果は、カラーリングをする際に重要な要素の一つです

補色とは、色相環の対角線上に位置する色同士の関係を指し、

例えば赤と緑、青とオレンジ、黄と紫などが補色の関係にあります。

ヘアカラーにおいては、補色を使って不要な色味を打ち消したり、希望の色味を強調したりすることができます。

例えば、髪が黄みがかった場合は紫を使って黄色を打ち消すことができます。

また、黄みがかった髪に青を重ねることで、自然なブラウンカラーに仕上げることもできます。

補色効果を理解することで、より効果的なカラーを実現することができます。

ブリーチの注意点として、ブリーチによる脱色は、髪質やブリーチの種類、明るさの度合いなどによって異なります。

髪の状態を見て必要に応じて調整する必要があります。

このことを理解して、できるだけメラニンをペールイエローまで脱色した方が補色効果が高まりイメージするオンカラーの色を表現しやすいといった特徴があります。

ペールイエローまで脱色した場合、毛髪は不安定を増しダメージは大きくなります

毛髪によってはペールイエローまで脱色されない場合もあります。

この場合、限界値でストップするようにしください。

無理にブリーチすると、断毛の恐れがあります。

限界値のアンダートーンの明るさ、色から補色の選択をしていきます。

放置時間が長すぎると、髪が傷んだり刺激が強すぎて頭皮に悪影響を与えたりする可能性があります。

ブリーチは、毛髪内部のメラニンが脱色され空洞ができている状態です。

オンカラーの染料は毛髪外部へ流出しやすく褪色は早く、色持ちもが悪いことも覚えておきましょう。

アフターケアとして、自宅だできる、適切なヘアケアをアドバイスしていきましょう

カラー剤選択方法

ブリーチ後のアンダートーンを見て補色を選択して、アンダートーンをフラットにするイメージをして、次にオンカラーの選択をします。このレクチャーで、イメージするオンカラーのカラー剤レベル設定を学んでください。

【オンカラーの補色】カラー剤レベルは
アンダートーンと同レベルを選択しましょう。

カラー剤はレベルの違いで、色の濃淡が異なります。
レベルが上がれば、色は薄くなり、レベルが下がれば、色は濃くなります。

補色は、アンダートーンの色を打ち消す意味で使いますが、色が濃いと補色の色が強くなり、オンカラーの色の妨げとなります。

アンダートーンと補色のレベルが同じでしたら、アンダートーンの色を打ち消し、オンカラーの色の妨げにはなりません。

【オンカラーの色】カラー剤レベルはアンダートーンと同レベルor1〜2レベル下げます。

これは、元の髪の色によって必要なカラー剤のレベルが変わります。

明るい髪には低いレベルのカラー剤、暗い髪には高いレベルのカラー剤が必要になります。

ブリーチオンカラーは、

明るいブリーチ毛に対して、色を乗せるので、明るい髪には低いレベルのカラー剤を使います。

例えば、ブリーチ毛のアンダートーンが、12レベルでしたら、オンカラーは10レベル、8レベル、このようになります。

アンダートーンに対して、オンカラーが同レベルの場合は、薄く色が入ります。

アンダートーンに対して、オンカラーのレベルを下げることで、色が濃く入ります。

カラー剤の染料はレベルの違いで色が異なることを覚えておきましょう。

オンカラー 補色レベル、オンカラー カラー剤レベルをまとめ

オンカラー 補色レベル
アンダートーンのレベルより補色のレベルを上げてしまうと、補色が効かなくなりオンカラーの色を妨げてしまいます。

補色のレベルを下げてしまうと補色が強く出でしまいオンカラーの色を妨げてしまいます。

オンカラー カラー剤レベル
仕上がりイメージの色を薄くしたい場合、アンダートーンと同レベルを選択しましょう。

仕上がりイメージの色を少し強くしたい場合、アンダートーンより2レベル下げて選択しましょう。

次に、補足として
髪の状態によっても、カラー剤のレベルを選ぶ必要があります。ダメージがある場合には、低いレベルのカラー剤を使うことで髪への負担を減らすことがき、色が入ります。

ダメージ毛は、コルテックスに損傷がありますので、染料の定着が悪いことがあります。薄い染料より濃い染料の方が、定着効果が期待できます。

これらのポイントを踏まえて、適切なカラー剤のレベルを選ぶことが大切となります。

明るい髪には低いレベルのカラー剤を使いますが、トナーがあれば、トナーを使うようにしてください

リフターでトーンダウンもできますが、リフター、トナーの違いを見ていきましょう。

リフターは、トーンアップ用で、アルカリが高い特徴があります。

オキシとミックスによる化学反応を高めて、メラニンの脱色を高めます。このことで髪のトーンを上げます。

トナーは、トーンダウン用ですので、染料の入りを重要視して作られています。低アルカリですので、髪への負担を軽減できます。

オンカラーに使うオキシは、3%や1.5%を使います

カラー剤とオキシ(酸化剤)はヘアカラーを施す上で欠かせないものです。
カラー1剤は髪の色を変える成分であり、
2剤オキシはカラー剤を活性化する成分です。

一般的には、オキシの濃度が高いほど髪色が明るくなりますが、
同時に髪に負担をかけることになります。
また、オキシの濃度が低すぎると、カラー剤が活性化しきれず、思った明るさになりません。

カラー剤のレベルや明度によって、使うオキシの濃度を選ぶことが重要です。

一般的に、明るい色を作る場合には、オキシの濃度を高くすることが多いですが、
髪にダメージが少ないように、適切なオキシの濃度を選ぶことが大切です。

オキシは過酸化水素の濃度の違いで、6%、3%、1.5%と表示しています。
濃度が高いと、メラニンの脱色は高く、濃度が低いと脱色は低くなります。

ブリーチ毛や、既染毛に対してのヘアカラーは、トーンを下げていきますので、メラニンの脱色はさほど必要ありませんよね、ですので、トーンを下げる場合は、3%、1.5%を使っていきます。

使い方

【3%】
トーンダウンの基本として使うことが多く、綺麗に色は入ります。
ブリーチ毛に対して3%を使うと、若干メラニンを脱色しますので、少し薄く色を入れたい場合に使います。例えば、仕上がりイメージが淡いピンク系にしたい場合に使うと効果的です。

【1.5%】
3%に比べ色が入りやすい、濃く色味を入れたい場合に使います。例えば、仕上がりイメージが色味を感じるブルー系などに使うと効果的です。

ハイダメージ毛に対しても、1.5%を使ったほうが、色の入りがよくなります。

このように、イメージする仕上がりの色、毛髪の状態によって、オキシを使い分けてください。

【ブリーチ基礎知識】関連記事です。ブリーチの勉強に是非読んで下さい。

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【ブリーチ基礎知識】 ブリーチ手順 操作方法 ブリーチ放置時間 ブリーチを始める前のポイント3つhttps://www.atsushiiii.com/bleachmasterclass-bleach-basic-knowledge/Mon, 01 May 2023 01:00:00 +0000https://www.atsushiiii.com/?p=4485

はじめまして!こんにちは。今回は、美容師の方にとって必須の技術である「ブリーチ」についてお話ししたいと思います。ブリーチはヘアカラーの基礎技術であり、ヘアスタイルのバリエーションを広げる上で欠かせない技術です。しかし、ブ ... ]]>

はじめまして!こんにちは。今回は、美容師の方にとって必須の技術である「ブリーチ」についてお話ししたいと思います。ブリーチはヘアカラーの基礎技術であり、ヘアスタイルのバリエーションを広げる上で欠かせない技術です。しかし、ブリーチはまだ勉強が必要な方も多いのではないでしょうか?そこで、今回はブリーチに必要な知識や注意点について解説していきます。是非、最後までお付き合いください!


ブリーチの勉強に必要な知識としては、以下のようなものがあります。

  1. ブリーチの化学的な反応と原理
  2. 髪の毛の構造と成分
  3. ブリーチ剤の種類と特徴
  4. ブリーチのプロセスと注意点
  5. 髪質や頭皮の状態に応じたブリーチの使い分け
  6. ブリーチのアフターケアとケア方法

これらの知識を習得することで、ブリーチの基礎をしっかりと理解し、安全かつ効果的に施術することができるようになります。また、より高度なブリーチテクニックやカラーの応用にもつながります。

自己紹介

このブログは美容師として20年以上の経験を持つatsushiが運営するもので、主に美容業界において需要が高いヘアカラーに関する情報を提供しています。私の経験や外資系化粧品メーカーでの講習活動に基づいた知識をもとに、ヘアカラー理論やカラー剤の選択・調合、デザインカラーの提案、毛髪理論と薬剤、ヘアケア理論などについて解説しています。また、美容師向けのコンテンツやオンラインコースなども提供しています。私は、自分の経験や学んだことが他の美容師に役立てば幸いだと考えており、私のブログやコースが美容師のサロンワークや技術向上に貢献できることを願っています。

ブリーチの基礎

学ぶ内容は3つあります。

1ブリーチの基礎知識
2ブリーチの手順操作方法
3ブリーチの放置時間、施術テクニック

この3つを学んでいきます。

ブリーチとは、髪のメラニンを脱色して、髪を明るくする処理のことを指します。

ブリーチ剤に含まれる酸化剤が髪の毛のメラニン色素を分解し髪を明るくします。

ブリーチ剤は、1剤のアンモニアやMEA(エタノールアミン)などのアルカリ剤と、2剤の過酸化水素などの酸化剤から成り立っています。

ブリーチを行う前に、
髪の状態を十分に確認し、ダメージがある場合はブリーチを行わず、ダメージを回復するケアをすることが大切です。

また、ブリーチを行った後は、髪の毛が傷みやすくなるため、適切なアフターケアを行うことが必要です。

このことを十分理解してブリーチを行います。

また、お客様にブリーチは髪に負担がかる為、十分なヘアケアが必要だと言うことを伝えましょう。

ブリーチ後の毛髪は、毛髪内部のケラチンに影響を与えているため、これらを補うヘアケア剤が必要となります。
ヘアケアのおすすめは、
カラー用やダメージ毛用のケラチンなどが含まれているシャンプーやトリートメントを使うよう、お客さへアドバイスしてください。

ブリーチの基礎知識

【ブリーチ】ブリーチの仕組みは、
ブリーチ1剤と2剤を混ぜ化学反応が起こり毛髪内部のメラニンを脱色させます。

【メラニンの脱色】脱色は、
ブリーチ1剤の(強アルカリ)と2剤オキシの過酸化水素(酸性)をミックスすると化学反応が起こります。

【アルカリの働き】アルカリは、
毛髪が膨潤し、キューティクルが開きます。キューティクルが開くと毛髪内部に薬剤が入ります。

【OX過酸化水素の働き】オキシは、
化学反応により毛髪内部のメラニンを脱色します。

ブリーチは、髪を傷めやすく、間違った使い方をすると髪が切れたり、抜けたりすることがあります。

そのため、以下のような注意点を守ってブリーチを行うことが大切です。

  1. 質の高いブリーチ剤を使う。
  2. 髪の状態を見極め、ダメージの少ない範囲でブリーチを行う。
  3. 時間や量の管理を正確に行う。
  4. 二度塗りや重ね塗りは避ける。
  5. 髪のケアをしっかりと行う。特に保湿や栄養補給が大切です。

ブリーチを行う前には、カウンセリングをしっかり行いましょう

施術内容、どのようにブリーチをするのか。

施術時間、時間はどれくらいかかるのか。

ブリーチによる毛髪のダメージ。

これらをカウセリングで伝えるようにしてください。

ブリーチの手順や操作方法

カラーの準備:
必要な量のブリーチパウダーとオキシを用意し、均一に混ぜます。

髪の準備:
ブリーチ処理の前に、髪をシャンプーして水分を軽く取り、しっかりと乾かします。

テクスチャーの選択:
髪質やお客様の希望に合わせて、クリームタイプやジェルタイプなどのブリーチ剤を選択します。

ブリーチの塗布:
手袋を着用して、ブリーチを毛先から頭皮に向かって塗布していきます。

髪の状態やお客様の希望に応じて、塗布する範囲や時間を調整します。

洗い流し:
ブリーチの作用時間が経過したら、水でしっかりと洗い流します。髪に傷みが出ないように、シャンプーやトリートメントを使用して保湿します。

色の補正:
ブリーチで明るくなった髪に、希望するカラーを加える場合は、適切なカラー剤を使用して補正を行います。

仕上げ:
髪にダメージを与えないように、保湿や補修のためのトリートメントやオイルを使用して仕上げを行います。

注意点としては、過剰なブリーチ処理や長時間の作用時間は髪を傷める原因となるため、適切な量と時間で行うことが重要です。また、ブリーチ剤は強いアルカリ性のため、手袋の着用や十分な換気を行うことも必要です。

ブリーチ放置時間

髪質やブリーチの種類、明るさの度合いなどによって異なります。

通常は、ブリーチを塗布してから15分程度放置しますが、

髪の状態を見て必要に応じて調整する必要があります。

放置時間が長すぎると、髪が傷んだり刺激が強すぎて頭皮に悪影響を与えたりする可能性があります。

一般的には、ブリーチの説明書に記載されている時間を守ることが重要です。

ブリーチの放置時間は最大で15分です

15分後は、ブリーチ効果は期待できません。

ブリーチは長く置けばメラニンの脱色が高くなることはありません。

髪を傷めるだけです。

1回ブリーチを15分として、さらに、メラニンの脱色を求める場合、一度流してから、2回目のブリーチを行います。

希望のメラニンの脱色も重要ですが、髪の状態を見て必要に応じて調整する必要があります。

1回のブリーチの最大効果は15分と覚えておきましょう。

1回のブリーチでイメージするメラニンの脱色効果がある場合は15分で完了とします。
オーバータイムを考慮しても、20分弱で完了してください。

ダブルカラーなどでオンカラーをする場合1回のブリーチではイメージする脱色効果が得られない場合があります。その場合は、2回目のブリーチを行います。

脱色効果が得られない場合はブリーチを2回〜3回繰り返しますが、毛髪のダメージを見ながら判断するようにしましょう。

サロンワークでブリーチを行う場合

ブリーチのみの場合は、ブリーチ1回目処理、次に15分放置、次にシャンプー
このような手順となります。

1回のブリーチでメラニンの脱色が不十分でしたら、1回目のブリーチ後プレーンリンスしてください。
次に毛髪をドライして、ブリーチ2回目の処理に入ります。

ブリーチオンカラーの場合は、毛髪の状態を見ながら、数回ブリーチをして、次にカラー処理に入ります。

ブリーチ毛は、キューティクルが開いていて、毛髪は不安定な状態です。プレーンリンス、シャンプー、などでキューティクルを痛めないように、丁寧に行ってください。

丁寧に行うことで、仕上がりの質感は良くなります。

ブリーチ施術テクニック

❶毛先部から塗布し中間部まで塗布します。頭頂部から5cm以外全て塗布します。    
頭頂部付近は体温の熱がある為外します。

次に、

❷根本1mm〜2mm外し頭頂部5cm部を塗布します。

過剰なコーミングは避けてくださいね。

放置時間は15分ですが、自然放置でお願いします。

ローラーボールなどの熱は絶対に与えないようにしてください。
熱を与えることで、毛髪に負担がかかり、ダメージの原因となってしまいます。

熱を与えることで、脱色スピードは速くなりますが、どうしても熱を与える場合は5分程度で熱処理をやめてください。

基本自然放置で行いましょう。

【ブリーチ基礎知識】関連記事です。ブリーチの勉強に是非読んで下さい。

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【ヘアカラー基礎知識 ブリーチオンカラー】ブリーチの効果的な時間 オンカラーレシピ ヘアカラーガイドhttps://www.atsushiiii.com/hair-color-complete-guide-bleach-on-color/Wed, 05 Apr 2023 01:00:00 +0000https://www.atsushiiii.com/?p=4453

はじめまして、atsushiblogへようこそ!当ブログでは、美容に関する情報を幅広く発信しています。今回は、美容師にとって必要不可欠なヘアカラーに必要な知識についてお話ししていきたいと思います。ぜひ最後までお読みくださ ... ]]>

はじめまして、atsushiblogへようこそ!当ブログでは、美容に関する情報を幅広く発信しています。今回は、美容師にとって必要不可欠なヘアカラーに必要な知識についてお話ししていきたいと思います。ぜひ最後までお読みください

記事内容

ヘアカラーに必要な知識 ブリーチオンカラーです。

ブリーチの効果時間とオンカラーのレシピを記事に書いています。

ブリーチオンカラー、デザインカラーの参考にして頂ければ幸いです。

自己紹介

このブログは美容師として20年以上の経験を持つatsushiが運営するもので、主に美容業界において需要が高いヘアカラーに関する情報を提供しています。私の経験や外資系化粧品メーカーでの講習活動に基づいた知識をもとに、ヘアカラー理論やカラー剤の選択・調合、デザインカラーの提案、毛髪理論と薬剤、ヘアケア理論などについて解説しています。また、美容師向けのコンテンツやオンラインコースなども提供しています。私は、自分の経験や学んだことが他の美容師に役立てば幸いだと考えており、私のブログやコースが美容師のサロンワークや技術向上に貢献できることを願っています。

ブリーチ

ブリーチオンカラーは、毛髪をブリーチして明度をあげその後カラーをオンしていきます。

ブリーチオンカラーは、ベーシックカラーでは出せない色相を可能にします。

デザイン性の高いヘアカラーです。

ブリーチオンカラーはブリーチを行うので、毛髪ダメージを最小限にするため、

スピーディーな塗布と、コーミングに注意しましょう。

メラニンの脱色

ブリーチ効果時間

ブリーチはブリーチパウダーとオキシ6%を1:2で混合します。

メラニンの脱色に使いますが、ヘアカラー剤の脱色と同じで、

脱色は混合時を0とすると0から15分の間でメラニンを脱色します。15分後は穏やかになりメラニンの脱色はほとんどありません。

ブリーチは混合してから素早く塗布することが重要になっていきます。

ブリーチ塗布して5分も経てば毛髪はオレンジ色になります。これはユーメラニンが脱色されフェオメラニンが脱色されている段階の色です。

その後フェアメラニンは徐々に脱色されて黄色へと変化していきます。

脱色で一番大変なのがフェアメラニンの脱色です。なかなか薄い黄色まで脱色されません。

ブリーチオンカラーでは出来るだけフェオメラニンを脱色して、オンカラーが綺麗に見えるようにしますが、一度のブリーチで脱色されない場合、2回脱色するケースがあります。

テクニック

ブリーチは、毛髪全体をブリーチするテクニックと、

デザインに応じて、必要な箇所をブリーチするバレイヤージュというテクニックがあります。

バレイヤージュとは「ほうきで掃く」というフランス語に由来する言葉です。

その意味にちなんだバレイヤージュカラーは、髪の表面をほうきで掃くように、フリーハンドでハケを使って塗布するカラーリングテクニックです。

1970年代フランス、ヨーロッパで流行したテクニックで
ここ数年日本でも流行しています。
コントラストの取り方で自然に表現することもできるし、インパクトの強い表現も可能です。

カラーリング

毛髪をドライしてカラーリングをします。

カラー剤の設定(例)

オンカラーはピンクベージュをイメージしています。

ベージュ系なので薄いブラウンをナチュラルで選択してベースカラーにします。

色相はピンクを使います。

ピンク系にする場合は、ベースカラーを入れず、ピンク単品を使います。

色相を弱く

ベージュピンクで、色相を弱くしたい場合は、

カラー剤のレベルを使い分けて下さい。

レベルか上がれば色相は弱くなります。

ベーシックカラーでは、ベースカラーをブラウンに設定します。色相を弱くする場合、色相の比率を下げて設定しますが、

ブリーチオンカラーの場合は、ベースカラーをブラウンに設定する必要はありませんよね、

元々色相を強く出すため、ブリーチしてオンカラーをする手法です。
ブリーチ毛に対して色相を弱くする場合、カラー剤のレベルを上げれば色相は弱くなります。

この設定で選択しているカラー剤は、

10レベル(ベースカラー ナチュラル)

10レベル(色相 ピンク)

8レベル(補色バイオレット)

ベースカラーと色相は10レベルを使い色相を弱くしています。

補色は8レベルを選択しています。

これは、

ブリーチ毛のアンダートンに対して薄いカラー剤では補色が聞きません。

このため、

彩度の高い8レベルを使うことで補色効果が期待できます。

補色の比率は15%にして多めに補色を入れていきます。

ベースカラーと色相の比率は、1:1です。

この比率は、

ベージュのウエートを高くする場合は2:1で設定します。

オキシは1,5%で色相を入れていきます。ブリーチ毛は1.5%が良い、3%だと色相が入らない場合があります。

色相を強く

色相を強くしたい場合は、色相のレベルを8レベルにします。

ベースカラー、補色、オキシに関しては、先ほどと同じです。

ブリーチの段階で、ペールイエローまで脱色されなかった場合は、最終のブリー毛の色に対して補色を選択してください。
おそらくこの場合、補色はブルーになります。

関連記事です。ヘアカラーの必要な基礎知識

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【ヘアカラー基礎知識 ハイライト ローライト】ホイルワークテクニックとコントラストの取り方 ヘアカラーガイドhttps://www.atsushiiii.com/hair-color-complete-guide-foilwork/Tue, 04 Apr 2023 01:00:00 +0000https://www.atsushiiii.com/?p=4399

はじめまして、atsushiblogへようこそ!当ブログでは、美容に関する情報を幅広く発信しています。今回は、美容師にとって必要不可欠なヘアカラーに必要な知識についてお話ししていきたいと思います。ぜひ最後までお読みくださ ... ]]>

はじめまして、atsushiblogへようこそ!当ブログでは、美容に関する情報を幅広く発信しています。今回は、美容師にとって必要不可欠なヘアカラーに必要な知識についてお話ししていきたいと思います。ぜひ最後までお読みください

記事内容

ヘアカラーに必要な知識 ホイルワークです。

ホイルワークの基本テクニック、セクショニングです。

ベースカラーとハイライトのコントラストの取り方を記事に書いています。

ハイライト、ローライトの効果など、デザインカラーの参考にして頂ければ幸いです。

自己紹介

このブログは美容師として20年以上の経験を持つatsushiが運営するもので、主に美容業界において需要が高いヘアカラーに関する情報を提供しています。私の経験や外資系化粧品メーカーでの講習活動に基づいた知識をもとに、ヘアカラー理論やカラー剤の選択・調合、デザインカラーの提案、毛髪理論と薬剤、ヘアケア理論などについて解説しています。また、美容師向けのコンテンツやオンラインコースなども提供しています。私は、自分の経験や学んだことが他の美容師に役立てば幸いだと考えており、私のブログやコースが美容師のサロンワークや技術向上に貢献できることを願っています。

ホイルワークテクニック

テクニック

テクニックは、スライシングとウィービングを説明します。

スライシング

1cmの毛束とり上部1mm. 2mm位をスライシングします。

スライシングした部分にホイルを入れカラー剤を塗布します。

ヘアカラーを塗布しない部分はブランクです。

これを連続して行なっていきます。

スライシングの効果は、1mm位のスライシングでは細かい霧状となり、フロスティングとほぼ同じです。

2mm位のスライシングは、パネル状になりますので、部分的にハイライトを入れる場合や、ローライトで影を作るように明るい部分の下側に入れて、立体感を作れます。

ウィービング

1cmの毛束をとり上部 5mm.位の部分を掬い上げるように取っていきます。

掬い上げた部分にホイルを入れてカラー剤を塗布します。

ヘアカラーを塗布しない部分はブランクです。

これを連続して行なっていきます。

効果は、ハイライトで、毛髪の流れを強調させたり、巻き髪をより立体的に見せる時に効果的です。

セクショニング

セクショニングは、センター、イヤツーイヤで4ブロックを取り全頭ホイルを入れていきます。

又は

スライシング、ウィービングが必要な箇所、例えばトップセクション側にホイルを入れていきます。

髪の流れや、立体的に見せたい部分だけホイルを入れてもいいですよね。

この場合、大きめで、やや縦長の三角形の毛束を取ります。

効果
ヘアスタイルに、髪の流れを強調させたり、陰影を作りヘアスタイルを立体的に見せることができます。

ハイライト

ベースカラーとハイライト

ヘアカラーのハイライトは、髪の毛にボリューム感や立体感を与えるだけでなく、肌のトーンを明るく見せ、印象をより華やかにしてくれる効果もあります。

また、ハイライトは髪型に奥行きを与え、自然なグラデーションを作ることができます。

さらに、ヘアカラーのハイライトは、アップスタイルやハーフアップなどのアレンジがしやすくなるというメリットもあります。

コントラスト

ベースカラーとハイライトのコントラスト

ベースカラー8 ハイライト10 控えめで自然なデザインになります。

ですが、

ベースカラーにハイライトが馴染みやすく同化しやすい。

同化すると効果が期待できないので注意してください

ベースカラー8 ハイライト12 4レベルコントラストを取ると同化しずらい。

デザインによりますが、控えめにハイライトを入れる場合は2レベルコントラストをつける

髪の流れ、立体感を強調させるデザインは4レベルコントラストつけると効果的です。

ローライト

ベースカラーとローライト

ローライトはベースカラーに対して陰影をつけます。

ハイライト、ローライトの両方施術する場合。

例えば、今までのコントラストで考えると

ベースカラー 8レベル
ハイライト 12レベル
ローライト 4レベル

となりますが、

ローライトを入れるとローライトが強調しすぎてしまい不自然になりがちです。
ローライトを入れる場合はコントラスト2レベルくらいが良いかと思います。

ベースカラー8レベル ハイライト12レベル ローライト6レベル

ホイルワークではコントラストの取り方で大きくデザインが変わります。

馴染ませるような自然なデザインにするのか、

または、

立体感を強調させるデザインにするのか、この辺りのカウセリングをしっかり行い施術していくようにしましょう。

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【ヘアカラー基礎知識 ベーシックカラー】カラー剤選択 調合比率 塗布技術  美容師ヘアカラーガイドhttps://www.atsushiiii.com/hair-color-complete-guide-basic-color/Mon, 03 Apr 2023 01:00:00 +0000https://www.atsushiiii.com/?p=4379

はじめまして、atsushiblogへようこそ!当ブログでは、美容に関する情報を幅広く発信しています。今回は、美容師にとって必要不可欠なヘアカラーに必要な知識についてお話ししていきたいと思います。ぜひ最後までお読みくださ ... ]]>

はじめまして、atsushiblogへようこそ!当ブログでは、美容に関する情報を幅広く発信しています。今回は、美容師にとって必要不可欠なヘアカラーに必要な知識についてお話ししていきたいと思います。ぜひ最後までお読みください

記事内容

ヘアカラーに必要な知識 ベーシックカラーです。

サロンワークを想定して、

カラー剤選択方法、調合比率、オキシOX使い分けを記事に書いています。

モデルを想定して、どのように選択していくのか、調合していくのか解説しています。

サロンワークで活用できる内容です。

参考にして頂ければ幸いです。

自己紹介

このブログは美容師として20年以上の経験を持つatsushiが運営するもので、主に美容業界において需要が高いヘアカラーに関する情報を提供しています。私の経験や外資系化粧品メーカーでの講習活動に基づいた知識をもとに、ヘアカラー理論やカラー剤の選択・調合、デザインカラーの提案、毛髪理論と薬剤、ヘアケア理論などについて解説しています。また、美容師向けのコンテンツやオンラインコースなども提供しています。私は、自分の経験や学んだことが他の美容師に役立てば幸いだと考えており、私のブログやコースが美容師のサロンワークや技術向上に貢献できることを願っています。

ベーシックカラー バージン毛

サロンワークを想定した、カラー剤の選択、調合比率、塗布技術を、具体的に解説していきます。

イメージしながら学んでください。

もしも、あなただったらどのように考え、施術するのかも考えてみて下さいね。

このレクチャーの考え方が正解というわけではありません。

これは、僕の経験をもとに説明しています。

参考にして、サロンワークに役立てて下さい。

では、バージン毛、フルカラーから説明します。

バージン毛 フルカラー

毛髪の長さは、肩下10センチのミディアムを想定しています。

想定モデルはヘアカラーは初めて 8レベルくらいの明るさ、自然なピンク系ブラウンが希望

ここで、考えることは

バージン毛なので明度が上がりずらいことが予測できます。

希望は8レベルくらいの明るさですが、

1レベル上げた9レベルのカラー剤を使います。

カラー塗布は

根本が不自然に明るくなりすぎないように、

根本付近を除いて、カラー施術して、その後、根本付近をカラー施術していきます。

カラー剤選択、調合比率(根元を除く)

カラー剤の選択

  • 9レベル(ベース ブラウン)
  • 9レベル(色相 ピンク)
  • 9レベル(補色ブルー)

調合比率

  • 3(40g):1(20g) 10%(6g) オキシ6%

バージン毛は明度が上がりずらいので希望より1レベル上げる。選択するカラー剤は全て9レベル

【ベースカラー】希望がピンク系なので暖色のブラウン

【色相】ピンク

【補色】ブルー 脱色過程のメラニンはオレンジになると想定

【比率】ブラウンベースのピンク系なので3:1 補色は基本の10%で設定しました。

カラー剤選択、調合比率(根元)

カラー剤の選択

  • 8レベル(ベース ブラウン)
  • 8レベル(色相 ピンク)
  • 8レベル(補色ブルー)

調合比率

  • 3(30g):1(10g) 10%(4g) オキシ6%

根本付近は明度が上がりやすいので希望より1レベル下げる。

選択するカラー剤は全て7レベルの選択でも良いですが、

今回はバージン毛なので8レベルの選択。

多少根本が少し暗く仕上がってもOKです。

根本が明るいヘアカラーは避けましょう。

色は光の反射でその色を確認できます。

頭頂部は光の反射が最も多く根本が明るく見えたりするので注意してください。

今回は根本以外を9レベルに設定してますので、

全体8レベルで、毛先につれ少し明るく見える仕上がりをイメージしています。

ヘアカラー塗布 根元を除く

前頭4ブロックにブロッキングして、バックサイドネープ部から1、5センチスライスで塗布しサイドも同様に塗布していきます。

毛先は明度が上がりにくいので塗布量はやや多めにします。

注意点

根本に近い部分の毛髪は毛先に比べて毛量が多いにで毛髪全体にカラーが塗布されているのを確認しながらムラのないよう塗布します。

バージン毛はヘアカラー剤の浸透が悪いケースがありますので塗布と同時に人差し指となか指で毛髪を挟んで下から上にスライドさせながらかカラー剤を馴染ませていきます。

コーミングで馴染ませることも必要ですが、コーミングはできるだけ少なくしていきましょう。

過剰なコーミングは毛髪ダメージに繋がり仕上がりに影響しますので注意してください。

メラニンの脱色と染料の発色

  • ヘアカラーの脱色効果は最大15 分でほぼMaxとなります
  • 酸化染料の発色は15分後急激に発色して30分で最大値となります

ヘアカラーの脱色効果と染料の発色効果を覚えておきましょう。


塗布後、放置時間を取り、カラーテストですが、

このとき明度は上がっていますが、色が入っていないのは、発色がまだ不十分でこれから一気に発色していく段階ですので

色は入っていないように見えます。

ヘアカラー剤には酸化染料と直接染料を使っている場合がありますが、

直接染料は初めから発色している染料なのでこの場合は、チェック時に直接染料の色が確認されることもあります。

カラー剤染料について

ヘアカラー剤はメーカーによって使う染料は異なりますが、大きく2つのカラー剤があります。

1)酸化染料のみで構成しているカラー剤。

2)酸化染料と直接染料で構成しているカラー剤。

この2種類のカラー剤があります。

それぞれの染料の特徴は、

【酸化染料】空気に触れたり、化学反応の酸化により発色します。

発色と同時に酸化重合し大きな染料となります。

見分け方は、チューブから出したとき白い色をしています。

【直接染料】初めから発色している染料です。分子の小さい染料。

チューブから出したとき色がついています。

ヘアカラーの染料の特徴と、お使いのヘアカラーの染料の構成を理解して下さい。

ヘアカラー塗布 根本5センチ部

先ほど同様に、バックサイドネープ部から1.5センチスライスで塗布しサイドも同様に塗布していきます。

このとき地肌にカラー剤がつかないように1mm位外して塗布するか、頭皮に付いたとしても非常に少なく塗布してくだい。

ベタ塗りしてしまうと完全に地肌部が明るくなります。

これはヘアカラー剤の明度が高くなればなるほど起こる現象です。

根本以外の塗布との境目は少しオーバーラップさせて塗布していきます。

ベーシックカラー トーンダウン

ヘアカラー後、退色して髪が少し明るくなっています。

前回は10レベルのヘアカラーをしましたが、今回は10レベルより少し暗くしたい。

このような場合を想定したヘアカラーを説明します。

このモデルは、前回10レベルのピンクベージュ系でヘアカラー

今回は、少し明度を下げた8、9レベルの赤みを抑えたマッドベージにしたい

  • 毛髪は硬毛
  • ダメージレベルは中
  • アンダートーンはやや明るめのオレンジ系12レベル
  • 残留色素 ピンク系の染料が少し退色してオレンジに見える

使用するカラー剤は、ベージュ系なので、ベースカラーはナチュラル。

ナチュラルとグリーンを使いマットベージュをイメージしました。

注意点
  • 硬毛なので、リタッチ部分は赤みが出やすい
  • アンダートーンがかなり明るいので、色相にマッド系を使っても黄色っぽくなる

残留色素はあるように見えますが、アンダートンの色を見てもオレンジ系なのでブリーの補色を使いますので特に気にしなくてOKです。この場合マット系にすると黄色になる可能性大ですので、グリーンを多めにする。

リタッチ カラー剤

カラー剤の選択

  • 9レベル(ベース ナチュラル)
  • 8レベル(色相 グリーン)
  • 8レベル(補色 ブルー)

調合比率

  • 3(30g):1(10g)10%(4g) オキシ6%

ベースカラーをナチュラルにしたのは、ベースカラーを薄いマットでベージュ系をイメージしています。

ナチュラルとグリーンで、マットベージュにします。

硬毛なので明度が上がりにくいのと、硬毛の場合透明感が出にくい。

ここは、ベージュ系にしたいので透明感を出すために、ベースカラーは1レベル上げています。

色相は8レベルを選択しました。

8レベルに仕上がるイメージです。

補色は、メラニンの脱色過程がオレンジ系と想定できるので、ブルーを使います。

若干赤みも出そうですが、色相にグリーンを使うので問題ないです。

調合比率は、3:1で、硬毛の新生毛に透明感を出してマット系にしていきます。

補色は基本の10%です。

既染毛 カラー剤

カラー剤の選択

  • 6レベル(ベース ナチュラル)
  • 8レベル(色相 グリーン)
  • 8レベル(補色 ブルー)

調合比率

  • 2(35g):1(25g)10%(9g) オキシ1.5%

カラー剤は、ナチュラル、グリーンをつあいますが、

レベル設定は、ナチュラルは、6レベル、

色相は8レベルに設定しました。

これは、仕上がりが8レベルくらいの明るさなので、

12レベルのアンダートンに対して、4レベルトーンダウンするイメージになります。

ベースカラーを6レベルに設定してトーンダウンさせる。

しかしあまりトーンダウンしてしまうと、

透明感のあるベージュ系になりません。

これを避けるために、色相を8レベルに設定しました。

12レベルのアンダートーンに対して8レベルのカラー剤は2レベルトーンダウンします。

トーンダウンが足りませんが、

ベースカラーを6レベルまで下げていますので、仕上がりイメージは9レベルくらいの明度になるイメージです。

希望の明度までトーンダウンしてしまうと透明感が消えベージュ系になりません。

仕上がりは、希望の明度よりすこす高めにせってしていきましよう。

補色は、アンダートーンが明るいオレンジなので、ブルーを使います。

比率は、2:1にします。

12レベルのアンダートーンに対して、グリーンが少ないとイエロー系に仕上がります。

これを避けるため、色相を少し多くします。

補色は15%です。

補色を少し多めにして、できるだけアンダートンをフラットにします。これもイエロー系になるのを防ぐことができます。

オキシは、1.5%でできるだけ、色相を深く毛髪に入れていきます。

このケースで3%の場合だと、トーンダウンしずらいことが予測できます。

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【ヘアカラー基礎知識 カラー剤知識】カラー剤色構成 選択方法 調合比率 オキシOX 美容師のためのヘアカラーガイドhttps://www.atsushiiii.com/hair-color-complete-guide-color-agent-knowledge/Sun, 02 Apr 2023 06:37:48 +0000https://www.atsushiiii.com/?p=4366

はじめまして、atsushiblogへようこそ!当ブログでは、美容に関する情報を幅広く発信しています。今回は、美容師にとって必要不可欠なヘアカラーに必要な知識についてお話ししていきたいと思います。ぜひ最後までお読みくださ ... ]]>

はじめまして、atsushiblogへようこそ!当ブログでは、美容に関する情報を幅広く発信しています。今回は、美容師にとって必要不可欠なヘアカラーに必要な知識についてお話ししていきたいと思います。ぜひ最後までお読みください

記事内容

ヘアカラーに必要な知識 カラー剤知識です。

カラー剤色構成、カラー剤選択方法、調合比率、オキシOX使い分けを記事に書いています。

ヘアカラー剤の色構成を理解して、どのように選択していくのか、調合していくのか、

この記事を読むことで、ヘアカラー剤の特徴が理解できます。

自己紹介

このブログは美容師として20年以上の経験を持つatsushiが運営するもので、主に美容業界において需要が高いヘアカラーに関する情報を提供しています。私の経験や外資系化粧品メーカーでの講習活動に基づいた知識をもとに、ヘアカラー理論やカラー剤の選択・調合、デザインカラーの提案、毛髪理論と薬剤、ヘアケア理論などについて解説しています。また、美容師向けのコンテンツやオンラインコースなども提供しています。私は、自分の経験や学んだことが他の美容師に役立てば幸いだと考えており、私のブログやコースが美容師のサロンワークや技術向上に貢献できることを願っています。

ナチュラル(ニュートラル) ブラウン

色は色相に明度を足すことで同じ色相でも暗い、明るいといった色相ができます。

彩度は色の鮮やかさを表します。

例えばビビッド系の色は純色で明度を足していません。

このように、色彩では、最も鮮やかな色は純色で高彩度となります。

ヘアカラーはアクセントカラーを除き5レベル10レベルといったように、各色 明度が足されています。

ナチュラル系、ニュートラル系、ブラウン系のヘアカラーは色相はなく明度のみのヘアカラーと考えます。

ヘアカラー各色の基準色でベースカラーでもあります。

色彩知識で学んだように黒〜白を無彩色、ベースカラーと学びましたよね、

ナチュラル、ニュートラルは、ヘアカラーのベースカラーです。

ナチュラル、ニュートラルは、黒〜白ではなく、ブラウン〜薄いブラウンとなります。

ヘアカラーでは、ナチュラル、ニュートラルの使用頻度はとても高く必要です。

色相 明度 彩度

ヘアカラーには、ナチュラル、ニュートラル、ブラウンといったヘアカラーがあります。

ナチュラル、ニュートラルの色相、明度、彩度

  • 色相:色味はないカラー剤ですが、赤みを抑えるようにマッド系になっています
  • 明度:5レベル(低明度)〜12レベル(高明度)
  • 彩度:低彩度

ブラウンの色相 明度 彩度

  • 色相:色味は無いカラー剤ですが、赤みのあるレッド系になっています
  • 明度:5レベル(低明度)〜12レベル(高明度)
  • 彩度:低彩度

ナチュラル、ニュートラルは寒色系のベースカラー。

ブラウンは暖色系にベースカラー。

使い方

単品で使う場合、色相を強調したくない場合や、地毛に近い自然なブラウンにしたい場合に使用します。

あなたが使用しているへカラーに、暖色系のベースカラーとして、ブラウンがない場合もあります。

その場合、ニュートラル、ナチュラルを使用して下さい。

ただし、暖色系にしたい場合は、ナチュラル、ニュートラルにレッドを少しミックスして下さい。

比率は、
ナチュラルを3に対して、レッド1 3:1です。

レッドが多いように思いますが、ナチュラル、ニュートラルはマッド系です。少量のレッドでは、ただの補色となり暖色系なりません。

色相のあるカラー剤

カラー剤の各色の色相 明度 彩度です。

明度、彩度はナチュラル系、ブラウンと同じですが、

カラー剤 各色は、色相があります。

ヘアカラー各色には、レッド系 バイオレット系 オレンジ系 イエロー系などのヘアカラーがあります。

各色の色相 明度 彩度 

  • 色相:各色の色が色相になります
  • 明度:5レベル(低明度)〜10レベル(高明度)
  • 彩度:低彩度

ヘアカラーは純色ではありませんよね、ベースカラーにより 明度コントロールされていますよね。

色彩で見ると純色が高彩度となるため明度コントロールされている場合は、彩度は落ち低彩度となります。

ヘアカラー剤は高彩度、中彩度、低彩度のようにカラー剤の種類、メーカーによって表現の仕方が異なっています。

目安として、カラー剤が色相を重視している場合は、高彩度カラー、色相よりブラウンを重視している場合は低彩度と位置付けて下さいね。

彩度とは色相の割合で鮮やかさですからね、このことを考えると、カラー剤の彩度の位置付けはイメージできますよね。

カラー剤 色構成

カラー剤の構成

ナチュラル、ニュートラル、ブラウンの色構成

ナチュラル ニュートラルのベースカラーはマッド系ブラウンです。

レベルが上がればベースカラーは薄く、レベル下がればベースカラーは濃くなります。

ブラウンのベースカラーは暖色系ブラウンです。

レベルが上がればベースカラーは薄く、レベル下がればベースカラーは濃くなります。

各色 色相のあるカラー剤の色構成

寒色系のカラー剤はベースカラーと色相

3:1くらいの割合で構成されています。

ベースカラーはマッド系ブラウンです。

暖色系のカラー剤はベースカラーと色相

3:1くらいの割合で構成されています。

ベースカラーは暖色系ブラウンです。ややレッド系です。

高彩度のヘアカラーの色構成

ベースカラーは薄く少ない、色相は純色に近くなります。

配合比率はベースカラーより色相の配合が多い特徴があります。

このカラー剤は、色相を重視したヘアカラーに向いています。

グレイヘアー白髪染めの色構成

ベースカラーは濃く、多い。色相も濃い特徴があります。

白髪は、ユーメラニン、フェオメラニンがありません。

ですので、グレイヘア用のカラー剤はユーメラニンが多く濃くしないと自然な髪色になりません。同時に色相も濃くなっています。

ファッションカラーの染料では薄いので白髪に染まりません。

カラー剤選択方法 バージン毛

ナチュラルやブラウンのカラー剤、色相のあるカラー剤、補色をどのように考えて選択するのか学んでいきます。

ナチュラル、ニュートラル、ブラウンのベースカラー単品で選択した場合

メラニンの脱色とベースカラーの関係を見ていきましょう。

メラニンの脱色はユーメラニンは ほぼ脱色されてフェオメラニンが目立っています。

ベースカラーでヘアカラー処理をした場合、十分にユーメラインを補うことでき、自然なブラウンに仕上がります。

赤みを抑えた自然なブラウンにしたい場合、ナチュラル、ニュートラルを選択します。

赤みのある自然な暖色系にしたい場合は、ブラウンを選択します。

ベースカラーと色相のあるカラーを選択した場合

ベースカラーは髪色のベースを自然なブラウンにします。

自然なブラウンに少し色相を強調させたい場合は、

色相のあるカラーも選択します。

このようにベースカラーと色相のあるカラーを選択することで、自然で色相のあるブラウンにしたい場合、効果的です。

注意点

色相のあるカラー剤もベースカラーはありますが、高彩度のカラー剤は色味が強く出ます

色相はあっても、自然なブラウンにしたい場合は、ベースカラーと色相のあるカラー剤を選択した方が良いと思います。

色相のあるカラー単品を選択した場合

色相を強く出したいなど、強調させてい場合効果です。

色相のカラー剤もベースカラーが配合されていますので、

色相だけ強調されることはありません、イメージは、ブラウンベースに色相が強調されるイメージです。

ですが、

注意点

彩度の高い、ヘアカラー剤はベースカラーが薄く、色相が濃いので、高彩度設定のヘアカラー剤の場合、色相が、強調されやすい

補色を選択しています

硬毛の場合、メラニンの脱色イメージ

  • 7レベルのカラーで、メラニンの色は赤ですの、補色はグリーンとなります
  • 8レベルのカラーで、メラニンの色はオレンジですので、補色はブルーとなります
  • 10レベルのカラーで、メラニンの色は明るいオレンジですので、補色はブルーとなります

軟毛の場合、メラニンの脱色イメージ

  • 7レベルのカラーで、メラニンの色はオレンジですの、補色はブルーとなります
  • 8レベルのカラーで、メラニンの色は明るいオレンジですので、補色はブルーとなります
  • 10レベルのカラーで、メラニンの色は明るい黄色ですので、補色はバイオレットとなります

このようにメラニンの脱色過程をイメージして、補色を選択していきましよう。

カラー剤選択方法 既染毛

既染毛のカラー剤選択についてみていきましょう。

ナチュラルやブラウンのカラー剤、色相のあるカラー剤、補色をどのように考えて選択するのか学んでいきます。

既染毛はアンダートーンと表現していきます。

アンダートーンに対して、ヘアカラーする場合は、

アンダートーンの明るさにより、色相のカラー剤は、色が入りやすいことを覚えておきましよう。

自然なブラウン系にしたい場合や、少し色相を強調させたブラウンにしたい場合は、ベースカラーを必ず選択しましょう。

これは、ユーメラニンをベースカラーで補うことが重要です。

ナチュラル ニュートラル ブラウン

色を付けない自然なブラウン系ししたい場合効果的

ナチュラル ニュートラル ブラウン + 色相

自然なブラウンに少し色を付けたい場合効果的

色相

色相を強調したい場合効果的

補色に関しては、アンダートーンの色を見て、おおよその髪色を確認して、アンダートーンに対して、補色を選択します。

また、

トーンダウンする場合、何レベルのカラー剤を選択すれば、良いのかを確認するために、

レベルスケールを使い、アンダートーンの明るさを確認します。

アンダートーン ベースカラーとメラニン

アンダートンが明るいオレンジや黄系の場合は、

ユーメラニンはほぼ無いので、自然なブラウン系にしたい場合は、

ベースカラーを必ず選択します。

色相のあるカラー剤単品でヘアカラーをすると、色相が目立ち、若干不自然になります。

これは、色相のあるカラー剤のベースカラーだけでは、アンダートーンのユーメラニンを補いきれず色相が目立ちます。

高彩度のカラー剤は特に色相が目立ちます。

あえて、色相を強調する場合は、単品で使用します。

サロンワークで多いのは、自然なブラウンで若干色相をつけたい、といったケースが多いと思います。

この場合は、ベースカラー剤と色相のあるカラー剤を選択します。

アンダートーンの明るさをレベルスケールで確認する

アンダートンの明るさを確認することで、トーンダウンする場合のカラー剤レベルを選択できます。

アンダートーンをヘアカラーチャートに付いている、

レベルスケールで確認します。

レベルスケールをアンダートーンに当てて、明るさを確認します。

トーンダウン

アンダートーンの明るさに対してトーンダウンする場合の、トーンダウンするカラー剤のレベルを確認します。

トーンダウン目安

10レベル以上のカラー剤は
1レベルくらい下がる

8レベルのカラー剤は
2レベル下がる

6レベル以下のカラー剤は
3レベル以上下がるとイメージして下さい。

カラー剤はレベルが上がるとベースカラー、色相は薄くなり、レベルが下がるとベースカラー、色相は濃くなります。

トーンダウンをする場合は、カラー剤のレベルをしっかり設定しましょう。

アンダートーンの色を確認する

アンダートーンの色を確認して補色の選択をします。

アンダートーンは、ユーメラニンはぼありません。

フェオメラニンの色が目立っていますので、赤っぽい、オレンジっぽい、黄色っぽいのいずれかになると思います。

  • アンダートーンがレッド系 補色グリーン
  • オレンジ系は、補色ブルー
  • イエロー系は、補色バイオレット

カラー剤 調合比率

ヘアカラー剤の調合比率は基準を基に、比率を変えていきましよう。

複雑に考えることはありません。

使うから剤は、

  • ベースカラー剤
  • 色相のあるラー剤
  • 補色となるカラー剤

これらの基本的な調合比率です。

ベースカラー 色相 補色 の順番に比率は

3:1:10%〜15%

この比率が基準となります。

2:1:10%〜15%

1:1:10%〜15%

と考えましょう。

自然なブラウンベースに少し色相をつけたい。この場合は

ベースカラー 色相 補色 の順番に

3:1:10%

ブラウンベースに少し色相をつけたい。この場合は

ベースカラー 色相 補色 の順番に

2:1:10% 色相が上がります

ブラウンベースに色相を強調したい。この場合は

ベースカラー 色相 補色 の順番に

1:1:10% 色相が更に上がります

補色を15%にする場合は

アンダートーン12〜14レベル、ブリーチ毛

などの補色は、15%にします。

これらの毛髪は染料が定着しにくいため15%にすることで、補色効果が期待できます。

オキシOX 6% 3% 1.5%

オキシは過酸化水素水の濃度が高いと1剤のアルカリとの化学反応は大きくなりメラニンの脱色効果が高くなります。

基本的な使い方として、

6%は新生毛やバージン毛のメラニンを効果的に脱色することで明度を上げることができますが、

軟毛の場合や、あまり明度を上げたく無い場合に5% 4.5%を使うケースがあります。

既染毛の場合は、メラニンは脱色されていますので染料をつけるイメージになります。

この場合メラニンを脱色する必要があまり無いので3%などを使用します。

1.5%などは、ダメージ毛や、ブリーチ毛で深く染料を入れたい場合使用使用します。

関連記事です。ヘアカラーに必要な基礎知 

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