はじめまして、atsushiblogへようこそ!当ブログでは、美容に関する情報を幅広く発信しています。今回は、美容師にとって必要不可欠なヘアカラーに必要な知識についてお話ししていきたいと思います。ぜひ最後までお読みください
記事内容
ヘアカラーに必要な知識 ブリーチオンカラーです。
ブリーチの効果時間とオンカラーのレシピを記事に書いています。
ブリーチオンカラー、デザインカラーの参考にして頂ければ幸いです。
自己紹介
このブログは美容師として20年以上の経験を持つatsushiが運営するもので、主に美容業界において需要が高いヘアカラーに関する情報を提供しています。私の経験や外資系化粧品メーカーでの講習活動に基づいた知識をもとに、ヘアカラー理論やカラー剤の選択・調合、デザインカラーの提案、毛髪理論と薬剤、ヘアケア理論などについて解説しています。また、美容師向けのコンテンツやオンラインコースなども提供しています。私は、自分の経験や学んだことが他の美容師に役立てば幸いだと考えており、私のブログやコースが美容師のサロンワークや技術向上に貢献できることを願っています。
ブリーチ
ブリーチオンカラーは、毛髪をブリーチして明度をあげその後カラーをオンしていきます。
ブリーチオンカラーは、ベーシックカラーでは出せない色相を可能にします。
デザイン性の高いヘアカラーです。
ブリーチオンカラーはブリーチを行うので、毛髪ダメージを最小限にするため、
スピーディーな塗布と、コーミングに注意しましょう。
メラニンの脱色
ブリーチ効果時間
ブリーチはブリーチパウダーとオキシ6%を1:2で混合します。
メラニンの脱色に使いますが、ヘアカラー剤の脱色と同じで、
脱色は混合時を0とすると0から15分の間でメラニンを脱色します。15分後は穏やかになりメラニンの脱色はほとんどありません。
ブリーチは混合してから素早く塗布することが重要になっていきます。
ブリーチ塗布して5分も経てば毛髪はオレンジ色になります。これはユーメラニンが脱色されフェオメラニンが脱色されている段階の色です。
その後フェアメラニンは徐々に脱色されて黄色へと変化していきます。
脱色で一番大変なのがフェアメラニンの脱色です。なかなか薄い黄色まで脱色されません。
ブリーチオンカラーでは出来るだけフェオメラニンを脱色して、オンカラーが綺麗に見えるようにしますが、一度のブリーチで脱色されない場合、2回脱色するケースがあります。
テクニック
ブリーチは、毛髪全体をブリーチするテクニックと、
デザインに応じて、必要な箇所をブリーチするバレイヤージュというテクニックがあります。
バレイヤージュとは「ほうきで掃く」というフランス語に由来する言葉です。
その意味にちなんだバレイヤージュカラーは、髪の表面をほうきで掃くように、フリーハンドでハケを使って塗布するカラーリングテクニックです。
1970年代フランス、ヨーロッパで流行したテクニックで
ここ数年日本でも流行しています。
コントラストの取り方で自然に表現することもできるし、インパクトの強い表現も可能です。
カラーリング
毛髪をドライしてカラーリングをします。
カラー剤の設定(例)
オンカラーはピンクベージュをイメージしています。
ベージュ系なので薄いブラウンをナチュラルで選択してベースカラーにします。
色相はピンクを使います。
ピンク系にする場合は、ベースカラーを入れず、ピンク単品を使います。
色相を弱く
ベージュピンクで、色相を弱くしたい場合は、
カラー剤のレベルを使い分けて下さい。
レベルか上がれば色相は弱くなります。
ベーシックカラーでは、ベースカラーをブラウンに設定します。色相を弱くする場合、色相の比率を下げて設定しますが、
ブリーチオンカラーの場合は、ベースカラーをブラウンに設定する必要はありませんよね、
元々色相を強く出すため、ブリーチしてオンカラーをする手法です。
ブリーチ毛に対して色相を弱くする場合、カラー剤のレベルを上げれば色相は弱くなります。
この設定で選択しているカラー剤は、
10レベル(ベースカラー ナチュラル)
10レベル(色相 ピンク)
8レベル(補色バイオレット)
ベースカラーと色相は10レベルを使い色相を弱くしています。
補色は8レベルを選択しています。
これは、
ブリーチ毛のアンダートンに対して薄いカラー剤では補色が聞きません。
このため、
彩度の高い8レベルを使うことで補色効果が期待できます。
補色の比率は15%にして多めに補色を入れていきます。
ベースカラーと色相の比率は、1:1です。
この比率は、
ベージュのウエートを高くする場合は2:1で設定します。
オキシは1,5%で色相を入れていきます。ブリーチ毛は1.5%が良い、3%だと色相が入らない場合があります。
色相を強く
色相を強くしたい場合は、色相のレベルを8レベルにします。
ベースカラー、補色、オキシに関しては、先ほどと同じです。
ブリーチの段階で、ペールイエローまで脱色されなかった場合は、最終のブリー毛の色に対して補色を選択してください。
おそらくこの場合、補色はブルーになります。
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