【ヘアカラー基礎知識 色彩知識】色の3原色 色の三属性 美容師のためのヘアカラーガイド

はじめまして、atsushiblogへようこそ!当ブログでは、美容に関する情報を幅広く発信しています。今回は、美容師にとって必要不可欠なヘアカラーに必要な知識についてお話ししていきたいと思います。ぜひ最後までお読みください

記事内容

ヘアカラーに必要な知識 色彩知識です。

色の3原色、色の三属性を記事に書いています。

ヘアカラーには、様々のカラー剤があります。どれも色の特徴があります。

この記事を読むことで、ヘアカラー色の特徴が理解できます。

自己紹介

このブログは美容師として20年以上の経験を持つatsushiが運営するもので、主に美容業界において需要が高いヘアカラーに関する情報を提供しています。私の経験や外資系化粧品メーカーでの講習活動に基づいた知識をもとに、ヘアカラー理論やカラー剤の選択・調合、デザインカラーの提案、毛髪理論と薬剤、ヘアケア理論などについて解説しています。また、美容師向けのコンテンツやオンラインコースなども提供しています。私は、自分の経験や学んだことが他の美容師に役立てば幸いだと考えており、私のブログやコースが美容師のサロンワークや技術向上に貢献できることを願っています。

色の3原色

ヘアカラーでは色の3原色は(現法混色)で考えていきます。

色彩理論における三原色は、赤、黄、青です。

これらの 3 つの色は、他の色を混ぜ合わせて作成することはできません。
そのほかの色は、
赤、黄、青を混ぜ合わせて他のすべての色を作成します。

たとえば、赤と黄色を混ぜるとオレンジができ、
黄色と青を混ぜると緑ができ、青と赤を混ぜると紫ができます。

このように3原色を基に
色が作成されています。

また
正反対に位置する色は補色となり、色を打ち消します。
ヘアカラーで赤みが気になる場合は、緑を使うと赤を消すことができます。
これが補色の関係ですよね。

色彩理論による減法混色は色を混ぜれば混ぜるほど黒になります。
ヘアカラー剤の色は混ぜれば混ぜるほど褐色(焦茶色)になります。

ヘアカラーでは何色かミックスする場合がありますが、
色を沢山選択してミックスすると色が濁るので注意してください。

有彩色 無彩色

色彩理論では、色は(有彩色) と(無彩色) のいずれかに分類できます。

有彩色

「純色」ビビットカラー とも呼ばれる、赤、青、黄などの明確な色相で最も鮮やかな色となります。

また、

純色でも暗め、明るめの色もありますよね、例えば、明るい赤、暗い赤などがありますが、これらも有彩色となります。

無彩色

「ニュートラル カラー」とも呼ばれる、明確な色相を持たない色で、黒 グレー 白の色合いで構成されます。
これらの色はより落ち着いた色と考えます。

また、先ほど、
純色でも暗め、明るめの色もある、例えば、明るい赤、暗い赤などがありますが、これらも有彩色となると言いましたが、

この場合、ベースカラーの白に純色の赤をミックスするとピンクになります。
ベースカラーの黒に純色の赤をミックスするとあずき色になります。

このようにすると色は、純色とベースカラーをミックスして色を無限に作ることができます。

ヘアカラーの色も同じで、

・レベルが上げると明るくなり
・レベルが下がると暗くなりますよね、

これは、
ヘアカラーの色はベースカラーによりレベル設定されていることが言えます。

有彩色と無彩色を理解して、有彩色と無彩色を混ぜると、異なる明るさの色ができる、
ということを理解しておきましょう。

色の三属性

有彩色、無彩色は

色の三属性で表すことができます。
色の三属性とは、明度、色相、彩度です。

色相は、色を表しますよね、
明度は、明るさ、暗さを表します。

彩度は色の鮮やかさを表します。

といっても、

色相、明度、彩度が、ごちゃごちゃして良くイメージできない場合があります。

例えば、
ヘアカラーで、色味が強く出る彩度の高いカラー剤、このようなことを聞いたことがあると思います。

逆に、彩度の低いカラー剤は何?

これは、色の三属性を理解することで、高彩度、低彩度のカラー剤の特徴が理解できます。

現在では、色々なヘアカラーがあります。

今、使っているカラー剤はどんな色の特徴があるのか、わからないで使うと、思うようなヘアカラーができません。

色相、明度、彩度がイメージできると、特に彩度がイメージできると、色々あるカラー剤の色の特徴がわかり、イメージ通りのヘアカラーができるようになります。

色相

色相から見ていきましょう。

色相とは、赤、青、黄などの色を指します。

図を見ると、円の中心側になるほど、明るく見えますよね。

これら全て色相となります。

明度

次に明度を見ていきましょう。

明るさまたは明度とも呼ばれる値は、色の明るさまたは暗さを表します。

つまり、色相に追加されている
無彩色(ベースカラー)
白または黒の量の尺度です。

例えば、

赤に白を混ぜると明るくなり、
赤に黒を混ぜると暗くなります。

このように色相には明度があることになります。

図の中心は高明度と表し、
図の外側は低明度と表します。

色相は明るくなればなるほど
高明度で、

暗くなればなるほど低明度です。

純色「ビビッドカラー」は中明度と表します。

図の一番外側が純色とイメージしてください。

・純色+白は高明度


・純色は中明度


・純色+黒は低明度

このように表します。

彩度

最後に彩度を見ていきましょう。

彩度は、色の鮮やかさ、または純度とも呼ばれ、色に存在する色相の量を指します。

彩度の高い色は純粋で、グレーや白が含まれていませんが、

彩度の低い色は色あせて表示され、白、グレー、黒が多く含まれている場合があります。

つまり、

高明度になればなるほど彩度が落ちていき低彩度となり、

低明度になればなるほど彩度が落ちて低彩度となります。

高彩度は純色ということになります。

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