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【ヘアカラー基礎知識 毛髪知識】毛髪構造 メラニン 美容師のためのヘアカラーガイド

はじめまして、atsushiblogへようこそ!当ブログでは、美容に関する情報を幅広く発信しています。今回は、美容師にとって必要不可欠なヘアカラーに必要な知識についてお話ししていきたいと思います。ぜひ最後までお読みください

記事内容

ヘアカラーに必要な知識の毛髪知識です。

毛髪の構造、メラニンの特徴を記事に書いています。

髪の状態に配慮したカラーリングができるようになる

これらを学ぶことで、カラーリングによる髪のダメージを最小限に抑え、髪の状態を保つことができる方法を学ぶことができます。

自己紹介

このブログは美容師として20年以上の経験を持つatsushiが運営するもので、主に美容業界において需要が高いヘアカラーに関する情報を提供しています。私の経験や外資系化粧品メーカーでの講習活動に基づいた知識をもとに、ヘアカラー理論やカラー剤の選択・調合、デザインカラーの提案、毛髪理論と薬剤、ヘアケア理論などについて解説しています。また、美容師向けのコンテンツやオンラインコースなども提供しています。私は、自分の経験や学んだことが他の美容師に役立てば幸いだと考えており、私のブログやコースが美容師のサロンワークや技術向上に貢献できることを願っています。

毛髪構造

毛髪に与えるダメージを最小限に抑えたヘアカラーをするには、

ヘアカラーが毛髪に与える影響を理解すること大切です。

ヘアカラーは毛髪にどのような影響を及ぼすのか、
理解してみましょう。

ヘアカラーはアルカリです。
アルカリは、ダメージの要因となる場合があります。

また

1剤と2剤をミックスすることで化学反応が起こり、染料の発色やメラニンを脱色します。
この化学反応もダメージの要因となります。

適切にヘアカラーを扱うために、毛髪に与える影響を理解しておきましょう。

アルカリにさらされる時間を減らすよう意識して、

出来るだけ毛髪に負担がかからないように、スピーディーに塗布したり

キューティクルの損傷を最低限にするように意識して

過剰なコーミングをさけ、できるだけ毛髪の質感が良いヘアカラーを行いましょう。

ヘアカラーによる毛髪ダメージ

キューティクルは、毛髪のバリアゾーンですよね。

例えば紫外線など外的要因から毛髪も守る役割があります。
また、
毛髪内部の水分やタンパク質の流失を防ぐ役割もあります。

ヘアカラーは1剤と2剤をミックスして化学反応で毛髪内部のメラニンを脱色して染料を発色させ
毛髪の色を変えます。

ヘアカラー1剤のアルカリ剤は毛髪を膨潤させてキューティクルが開きます。このことでカラー剤を毛髪内部に浸透させます。

この時キューティクルに負担がかかることを理解しましょう。

キューティクルには
CMC細胞間脂質といった毛髪の質感、艶感を維持する水分や脂質が含まれています。

アルカリによって若干流失します。

キューティクルが薄いということは、アルカリによるダメージを受けやすいことになります。

次に
ヘアカラー剤は毛髪内部で2剤のオキシ、酸性によりコルテックス内部のメラニンを脱色させます。

同時に1剤と2剤の化学反応で染料を発色させます。

毛髪内部は水分やタンパク質でタンパク質がほとんどの割合を占めていますが、

これらも毛髪の質感、艶感を維持する成分です。

ヘアカラーの化学反応によりCMC細胞間脂質や
細胞と細胞の間を埋める間充物質などや
ケラチンタンパク質などに大きく影響を及ぼしダメージの要因となります。

ヘアカラーのアルカリは、キューティクル、コルテックスを形成する脂質やケラチンタンパクを溶かす傾向にあります。
このことで、
毛髪の質感や艶感を失い、毛髪全体にダメージを広げてしまいます。

日本人の場合コルテックスが多いので、一度ダメージを受けると、ダメージの広がりは大きくなってしまいます。

僕たち日本人の髪は、
キューティクルが薄く、
コルテックスが多いことと、

ヘアカラーのアルカリは、
タンパク質を溶かす傾向があることを理解しておきましよう。

ダメージ軽減として

スピーディーに塗布をすることで、アルカリにさらされている時間を短縮できます。

過剰なコーミングを避ければ、キーティクルの損傷を最小限にできます。

ちょっとしたことで、質感に影響します。質感の良いヘアカラーを意識してみてください。

ユーメラニン フェオメラニン

毛髪に含まれているメラニンには、

ユーメラニン

フェオメラニンがあります。

この2つのメラニンのバランスで髪の自然色が決まります

ヘアカラーは、脱色作用がありますよね、

メラニンはどのように脱色されていくのかイメージしてください。

また

ヘアカラーの補色を的確に選択できるようになります。

このブログでは、

日本人の黒髪のメラニン
自然色の髪色を理解してください。
同時に、
メラニンの脱色の特徴も理解してみて下さい。

2つのメラニンにより髪色が決まります

メラニンは2つの種類があります。
:(黒〜褐色)のユーメラニン

:赤色または黄色のフェオメラニンです。

この2つのメラニンにより髪色が決まっていきます。

髪の自然色を決定するメラニンには特徴があります。

ユーメラニンの濃淡でフェアメラニンは左右されています。

ユーメラニンが濃いとフェアメラニンは赤色となります。

ユーメラニンが淡いとフェアメラニンは黄色になります。

日本人の髪色

日本人の場合
ユーメラニンは濃い特徴があります。

ユーメラニンが濃いのでフェオメラニンは赤色になります。

これが日本人の黒髪です。
ユーメラニンが目立つ髪色が
日本人の自然な髪色です。

メラニンの脱色作用

ヘアカラー脱色による2つのメラニンの特徴は、

ユーメラニンは科学的に弱く
フェオメラニンは科学的に強い傾向があります。

ユーメラニンはすぐに脱色され、
フェオメラニンは徐々に脱色されていきます。

ブリーチで見ると分かりやすいです

ブリーチ剤塗布後、数分で毛髪は赤色又は、
オレンジ色になりますよね、

これは、ユーメラニンが脱色され、フェオメラニが目立ってきているからです。

その後、毛髪はオレンジから黄色へと変化していきます。

オレンジから黄色に変化するまで時間かかりますよね、

これはフェオメラニンがなかなか脱色されないために起こる現象です。

ヘアカラーでは、

新生毛やバージン毛のヘアカラーで、メラニンの脱色過程をイメージすることがでます。

8レベル位のヘアカラーをする場合、10分くらいで、
メラニンはオレンジ色になります。
このように脱色過程をイメージすることができ、補色の選択ができます。

この場合、補色は青ですよね。

ヘアカラーでこのような経験はないですか?

同じレベルのカラー剤でも、
硬毛と軟毛では、
軟毛の方が明度が上がりやすいい。

これは、
軟毛の場合、ユーメラニンが硬毛に比べ少し淡いので、
フェアメラニンはややオレンジ色です。
なので軟毛の場合、黄色になりやすいので、
明度が上がりやすい。
ということですね。

ブリーチの場合、フェオメラニンをペールイエローまで脱色する場合、1回のブリーチではペールイエローまで脱色されないことがあります。その場合、2回ブリーチをしてペールイエローまで脱色する必要があることが分かります。

メラニンの特徴、脱色過程、が理解できていると、ヘアカラーをスムーズに行うことが可能になります。

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