- アンダートーン(既染毛)を理解する
- 希望色の選択
- 補色を考える
- 色の強弱を考える
- ナチュラル、ブラウンを選択する
オンラインでヘアカラーコーチをしています。
この記事は、ヘアカラー初級者向けに、ヘアカラーを勉強したい、その勉強法がよくわからないというかたへ、ヘアカラーを行う上で必ず押さえておくべきポイントを5つのステップにまとめました。ヘアカラーを理解してサロンワークで実績を積みたい方は、実践だけではなく、少しで良いから理論を勉強するようにして下さい。
考え方はいろいろあります10人いれば10人の考えがあると思いますが、とりあえず色々と勉強してこの考えは自分に合うな、合わないなと考え、自分に合う考えだと思えばそれを勉強するようにして下さい。
ステップ1:アンダートーン(既染毛)を理解する
ヘアカラーを施術する上で、大事なポイントはアンダートーン(残留色素)の色を確認する。
これは施術前のアンダートーンがどのような色になっているか見て確認します。
カウセリング時にアンダートーンの確認を必ず行いましょう。
ステップ2:希望色の選択
次に、希望色の洗濯をします。考え込まず単純に色味だけ選択するようにしましよう。
ヘアカラー剤の色味を先に選択します。
お客様が、なになに系にしたいと言ったら、なになに系のカラー剤色を選択すば良い。
ステップ3:補色(希望色にするために、アンダートーンの色を消す)
次に、アンダートーンの色を打ち消す補色を選択します。色相の反対色が捕色となります。
この時ブルーでも良いのですが、アンダートーンがくすんだオレンジ、くすんで見えるということは、ブルーにマット系をほんの少しだけ、使うといいと思います。アンダートーンが黄色系のオレンジに見えたら補色はブルーで良いですね。
ステップ4:色の強弱を考える
イメージで考えて下さいね。
次に、現在のアンダートーンを補色を使って打ち消した状態で、選択した希望色で綺麗な色味になるか考えます。
ここで初めてカラー剤の比率を考えます。希望色:補色の比率を考えます。
補色の比率を多くする人はいないと思いますが、この時、黄金の比率をベースに考えます。simple is bestで考えてね、3:1で考える希望色3:補色1、これでは色味が強すぎると感じる場合は2:1又は、1:1で考えるとイメージに近いヘアカラーを行うことができます。
ステップ5:ナチュラル系、ブラウン系のカラー剤
アンダートーン、希望色、補色、色の強弱の考え方でも良いのですが、比率を変えても色味が強調されやすいので、ナチュラル、ブラウンのカラー剤も理解しておくと、より自然な色味でヘアカラーを行うことができます。
ヘアカラー剤は大きく2つに分けることができますよね、寒色系と暖色系に分かれています。
寒色系の基準色にナチュラル、暖色系の基準色にブラウン。
ナチュラルは赤みを持たない寒色系。ブラウンは赤みを持つ暖色系。
これら2つを使い、色の強弱のところで調整してあげるとより自然なヘアカラーを行うことが可能になります。
ナチュラル、ブラウンを選択する場合の比率はナチュラル、ブラウンを多めに考えましょう。
希望色がオレンジ系の場合はブラウン3:オレンジ2:補色。色味を強くしたい場合はブラウン2:1又は、1:1で考えると良いと思います。
補色はどれくらい必要?
- 基準色+色味が60g必要でしたら、60gに対して、補色10%〜20%が無難だと思います。補色は少量で設定する美容師さんが多いですが、意外と少量だと補色の効果が薄いと感じます。補色30%混ぜるケースも少なくありません。
ヘアカラーを勉強し実践で経験していくと段々とわかっていきます。この記事では初心者でも分かりやすく書いていますので、ヘアカラー初段階の方は、この記事の比率、補色のg数をベースに考えて下さい。
まとめ
ヘアカラーは少なくとも理論をベースに実践し経験を積むことが大事、理論だけでもダメですし、実践だけでもうまくいきません。理論をベースに実践し経験を積むことで、あなたのヘアカラーの感覚が身につきます。
アンダートーンの色を無視すると希望色にはならない。ヘアカラーを行い前カウセリング時に必ず確認しましょう。オレンジ色に見える、赤っぽく見える、くすんだ色に見える、など
希望色の洗濯をします。考え込まず単純に色味だけ選択するようにしましよう。希望色がオレンジ系、レッド系、アッシュ系、マット系、ブラウン系、ナチュラル系など。
アンダートーンがくすんだオレンジに見える。この場合捕色となるのは、ブルーなのでブルーのカラー剤を選択します。
現在のアンダートーンを補色を使って打ち消した状態で、選択した希望色で綺麗な色味になるか考えます。ここで初めてカラー剤の比率を考えます。3:1 2:1 1:1
アンダートーン、希望色、補色、色の強弱の考え方でも良いのですが、比率を変えても色味が強調されやすいので、ナチュラル、ブラウンのカラー剤も理解しておくと、より自然な色味でヘアカラーを行うことができます。