【ヘアカラー上達に必要な基礎勉強3つ】上達するステップアップのポイント

ヘアカラー上達に必要な勉強は3つあります。

この3つを押さえておくとヘアカラーは確実に上達します

私の提供しているオンラインコースの受講生から、特にこの3つはヘアカラー上達のポイントとなった!と多く寄せられた内容を一部ですが記事にしています。

アツシ
アツシ

こんにちは、私はヘアカラーに必要な理論をオンラインで教えています。ヘアカラーコーチのアツシです。

美容師上級者のキャリアupに向けてヘアカラーに必要な理論を「12週間でヘアカラーを学ぶ自主学習版」や「少人数制のグループコース」を運営しています。興味のある方は是非チェックしてくださいね!

美容師スタイリストとしてある程度経験を積んだキャリアのある方が対象ですが、
今回は内容は、初級者の方にもできるだ分かるように記事にしています。

では、初めていきましょう。

3つとは、•毛髪を知る・色を知る・カラー剤を知るです。

1:毛髪を知る

毛髪の構造

私たち日本人の毛髪の特徴ご存知ですか?

では、皆さんの美容室ヘアカラーの2剤、Maxで6%ですよね、、海外では12%もあります。なぜ日本では最大6%なのでしようか?

ここに日本人の毛髪の特徴が隠されています。6.1%より強いオキシは日本人の髪を痛めてしまうだからMax6%なのです。

と言うことは日本人の毛髪は傷みやすいと言えます。これはキューティクルが欧米人に比べ薄いからです。

キューティクルは外的要因(カラー剤含む)から毛髪内部を守る役割がありますが、繰り返しカラー剤などを行うとキューティクルは損傷し外的要因から毛髪内部を守れなくなりダメージの原因となってしまいます。過度なヘアカラーを行うことで毛髪内部を痛めてしまうことにもなります。

ちょとしたことですが、毛髪の構造を知っていれば、毛髪ケアを意識して施術することができます。傷ませないヘアカラー施術ですね。

仮に痛んでしまった髪のヘアケアアドバイスだってできますよね。

メラニン色素

メラニン色素は、2つのメラニン(ユーメラニン、フェオメラニン)でできています。

へカラーをして退色した時、ヘアカラーによって脱色されたメラニンがとのようになっているのか理解する必要があります。ここではユーメラニンについて解説します。

ヘアカラーをして退色すると、ヘアカラーの染料が抜けて、脱色されたメラニンが残りますよね、

既染毛にヘアカラーを施術するときはこの状態を見てヘアカラーを行います。

この時大事なのは、本来のベースとなっている色素つまり「ユーメラニン」がどの程度あるのかを判断します。

ここが分からないと思ったより色味が強く出てしまった、なんてことになってしまいます。

ユーメラニンの代わりとなるベースカラーをどの程度入れるのかが重要なのですが、脱色されたメラニンの状態が分からないと、ベースカラー(カラー剤の基準色)をどの程度使うのか分からなく「あれこんなはずじゃなかった」となってしまいます。

このようなことは避けたいですよね、こうならない為にも2つメラニンのユーメラニンを理解するとヘアカラーは上達します。

2:色を知る(色彩)

色彩を知ることは大切です。

色彩で考える色の属性を理解できれば、あなたの美容室で使われているカラー剤の色の特徴を理解できます。彩度の高いカラーなのか、彩度の低いカラーなのか、、ここが分かるとカラー剤の選択に迷わなくなりますし、よりヘアカラーは上達していきます。

色の属性の見方

  • 明度(暗い〜明るい)
  • 色(ライトペール系〜ビビッド系〜ダーク系)

明度に対して色はどこに属しているかで彩度が決まります。

  • 明るいライトペール系の色は高明度、低彩度
  • 明るい、暗いの中間に値するビビッド系の色は中明度、高彩度
  • 暗いダーク系の色は低明度、低彩度

このように色彩学では表します。

しかし、色彩学で見る色とヘアカラー剤は少し違います。

ここでは簡単に考えるとカラー剤は濁っているということです。どのヘアカラーもブラウン系(濃い〜薄い)(多い〜少ない)の違いがありますが、色彩を勉強するとヘアカラーの色も分かるようになります。

  • 高彩度のファッションカラー(色味が比較的鮮やか)
  • 低彩度のファッションカラー(色味は薄く明るい〜暗い)
  • 高中彩度のグレイファッションカラー(色味は濃く明るい〜暗い)
  • ベタな白髪染め(色味は濃く暗い)

注意!

カラー剤の色はレベルにより異なりレベルが上がれば色味は薄くなり、レベルが下がれば色味は濃くなります。

などがわかれば、仕上がりイメージに対してヘアカラーの調合がわかります。

色を知るとカラーを剤の色の特徴が理解できます。

3:カラー剤を知る(染料構成)

カラー剤の染料構成が分かると、退色した既染毛に対して足りない色は何かイメージできるようになります。

ヘアカラー剤の色構成は、ベースとなるベースカラー色味補色で構成されています。

通常ヘアカラーをした場合、ベースカラーがなければ色が強く出てしまい不自然な仕上がりになってしまいます。このようなことにならないように、ベースカラーが必ず含まれています。

メラニンも同じことが言えますよね、ユーメラニンがなければ本来の地毛の色にはなっていません。

ヘアカラーをした場合、初めに脱色されていくのがユーメラニンで、徐々にフェオメラニンが脱色されていきます。不自然にならないようにヘアカラー剤にはベースカラーが配合されています。

ベースカラーによって、いろいろなヘアカラー剤があると理解すると良いと思います。

簡単にまとめると、

ベースカラーが薄いのか濃いのか、

薄い: 色味が比較的鮮やか(高明度、低彩度)(中明度、高彩度)のカラー剤。

濃い: 色味が暗い(中明度、低彩度)(低明度、低彩度)のカラー剤。

このようにベースカラーによってカラー剤の色味、特徴は変わってきます。

ベースカラーは、ユーメラニンは(髪のベースとなる色)です。つまりベースカラーは、ユーメランの代わりになる染料となります。

カラー剤の染料構成が分かると、既染毛に対してトーンダウンさせる時のカラー剤レベルの設定が分かります。

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まとめ

私たち日本人の毛髪は外的要因から影響を受けやすい、だから繰り返しヘアカラーを楽しんで頂くために、できるだけ髪が傷まないよう施術することが私は大切だと思います。その為には私も含めあなたが毛髪を理解していないといめませんよね。仮に髪が痛んだとしてら的確に自宅でのヘアケアドバイスや、次回の提案などもできるようになります。またヘアカラーで重要なのは既染毛への施術、2つのメラニンがどのように脱色されて退色しているのかイメージできれば、カラー剤に選択に迷うことは無くなります。

色彩を学べばあたなが使っているカラー剤の色はどこに属すのか分かります。

ここが分かると、このカラー剤でお客様の希望色にするにはどうるれば良いのか、カラー剤の調合などで迷うことも無くなります。

カラー剤の色構成を学べば、特に既染毛に対して、レベルアップ、レベルダウンする時に、?レベルを選択すれば良いのか、ブラウンコントロールは必要か?調合比率は?この迷いも無くなります。’

毛髪、色彩、カラー剤、この3つはへカラースキルアップ、美容師キャリアアップに絶対理解しておくこと、だと私は思います。私はこの3つを理解できキャリアアップしてきました。